ウイルクリーン
添付文書情報2024年02月改定(第1版)
商品情報
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- 効能・効果
- 歯科用小器具の消毒。
- 用法・用量
- ベンゼトニウム塩化物0.1%溶液に10分浸漬するか、または厳密に消毒する際には、器具を2%炭酸ナトリウム水溶液で洗い、その後ベンゼトニウム塩化物0.1%溶液中で15分間煮沸する。
- 取扱い上の注意
- 14.1. 薬剤調製時の注意14.1.1. 本剤は常水で2倍希釈して使用すること。
14.1.2. 希釈液として塩類含有量の多い水又は硬水を用いる場合には、通常使用
している濃度の1.5倍~2倍(本剤をそのまま使用)の溶液として使用すること。
14.2. 薬剤使用時の注意14.2.1. 眼に入らないように注意する(入った場合には水でよく洗い流す)。
14.2.2. 血清、膿汁等の有機性物質は殺菌作用を減弱させるので、これらが付着している医療器具等に用いる場合は、十分に洗い落としてから使用すること。
14.2.3. 石けん類は本剤の殺菌作用を弱めるので、石けん分を洗い落としてから使用すること。
14.2.4. 合成ゴム製品、合成樹脂製品、光学器具、鏡器具等への使用は避けること。
本剤は光によって徐々に着色することがあるので、直射日光を避けて保存すること。
18.1 作用機序
タンパク変性及び酵素の切断、糖の分解と乳酸の酸化など代謝への作用、膜透過性障害による溶菌、リン及びカリウムの漏出、解糖の促進、原形質膜の活動を支える酵素に対する作用などが考えられている。
18.2 抗菌作用
18.2.1 ベンゼトニウム塩化物の抗菌作用
芽胞のない細菌、真菌類に広く抗菌力を持ち、グラム陽性菌には陰性菌より低濃度で効果を示す。一方、結核菌、大部分のウイルス、芽胞に対する殺菌効果は期待できない。グラム陰性桿菌が抵抗性を示す場合がある。
18.2.2 微生物に対するウイルクリーンの増殖抑制効果
殺菌効果確認のため、口腔常在菌であるミュータンス菌、カンジダ(真菌)をはじめ、大腸菌、黄色ブドウ球菌、緑膿菌等の生菌に対して混釈平板培養法による生菌数測定試験を実施したところ、生菌数は時間の経過とともに完全な発育阻止を示した。また、経時的な抗菌力試験として振盪培養後660nmの吸光度を測定して得た発育曲線において、前記いずれの菌も発育を完全に阻止できた。
18.3 防錆効果
本剤に添加されている防錆剤は、鉄、ステンレス、銅、錫、ニッケル、アルミニウム、クローム等の金属素材に防錆効果を示すが、鉛、亜鉛、マグネシウム、カドミウムには効果が見られない。Hファイル、ダイヤバー、デンタルミラーなど日常の臨床でよく用いられる器具を、本剤の使用濃度に2週間浸漬したところ、いずれも防錆効果が認められた。
- 製造販売会社
- 東豊薬品
- 販売会社
- ケーオーデンタル
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