ロートエキス散「司生堂」

添付文書情報2006年01月改定(第1版)
商品情報
- 習
- 処
- 生
- 特生
- 特承
- 毒
- 劇
- 麻
- 覚
- 覚原
- 向
- 禁忌
- 1.緑内障のある患者[眼内圧を高め、症状を悪化させることがある]。
2.前立腺肥大による排尿障害のある患者[更に尿を出にくくすることがある]。
3.重篤な心疾患のある患者[心拍数を増加させ、症状を悪化させる恐れがある]。
4.麻痺性イレウスのある患者[消化管運動を抑制し、症状を悪化させる恐れがある]。
- 効能・効果
- 次記疾患における分泌亢進・運動亢進並びに疼痛:胃酸過多、胃炎、胃潰瘍・十二指腸潰瘍、痙攣性便秘。
- 用法・用量
- 通常、成人1日0.2~0.9g(ロートエキスとして、20~90mg)を2~3回に分割経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。
- 慎重投与
- 1.前立腺肥大のある患者[尿を出にくくすることがある]。
2.うっ血性心不全のある患者[心拍数を増加させ、症状を悪化させる恐れがある]。
3.不整脈のある患者[心拍数を増加させ、症状を悪化させる恐れがある]。
4.潰瘍性大腸炎のある患者[中毒性巨大結腸が現れることがある]。
5.甲状腺機能亢進症のある患者[心拍数を増加させ、症状を悪化させる恐れがある]。
6.高温環境にある患者[汗腺分泌を抑制し、体温調節を障害する恐れがある]。
- 重要な基本的注意
- 視調節障害、散瞳、羞明、眩暈等を起こすことがあるので、本剤投与中の患者には自動車の運転等危険な行為を伴う機械の操作に従事させないように注意する。
- 相互作用
- 併用注意:三環系抗うつ剤、フェノチアジン系薬剤、MAO阻害剤、抗ヒスタミン剤、イソニアジド[抗コリン作用<口渇・眼の調節障害・便秘・排尿困難等>が増強されることがある(併用により本剤の作用が増強されることがある)]。
- 副作用
- 本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していない。
- 1.眼:(頻度不明)散瞳、羞明、霧視、眼調節障害等。
2.消化器:(頻度不明)口渇、悪心・嘔吐、便秘等。
3.泌尿器:(頻度不明)排尿障害。
4.精神神経系:(頻度不明)頭痛、頭重感、眩暈等。
5.循環器:(頻度不明)頻脈等。
6.過敏症:(頻度不明)過敏症状[このような症状が現れた場合には投与を中止する]。
7.その他:(頻度不明)顔面紅潮。
- 高齢者への投与
- 高齢者では、抗コリン作用による口渇、排尿困難、便秘等が現れやすいので、慎重に投与する。
- 妊婦・産婦・授乳婦等への投与
- 胎児又は新生児に頻脈等を起こすことがあるので、妊婦又は妊娠している可能性のある婦人及び授乳中の婦人には投与しないことが望ましく、また、乳汁分泌抑制されることがある。
- 取り扱い上の注意
- 本品は生薬製剤であるため、産地や採取時期により多少色調が異なることがある。
ロートコンの35%エタノールエキスにはl‐ヒヨスチアミン、アトロピン(dl‐ヒヨスチアミン)及びスコポラミンが含まれており、体内各部位に分布するムスカリン様受容体において、副交感神経性及び外因性のアセチルコリンと競合的に桔抗する(→硫酸アトロピン、臭化水素酸スコポラミン)ため、種々の反応を引き起こす。同エキスは、ウサギ摘出回盲部の自動運動を可逆的に抑制し、またマウス摘出小腸、モルモット及びウサギ摘出回盲部のアセチルコリンによる収縮を抑制する。水温浸液は、モルモット摘出小腸において、アセチルコリン、ヒスタミン、塩化バリウムによる収縮反応を抑制する。なお、アトロピンは迷走神経刺激、食物刺激、ガストリン又はヒスタミンによる胃酸又はペプシンの分泌を抑制するほか、抗ストレス胃潰瘍作用、胃細胞保護作用、小腸運動及び腸液分泌抑制作用、鎮痛作用があることが知られている。一方、スコポラミンには血圧下降作用及び鎮けい作用が認められている。ロートエキスの経口投与はモルモットでの電気刺激により起こされる咳そう反射を抑制するとの報告がある。
胃細胞保護作用、小腸運動及び腸液分泌抑制作用、鎮痛作用があることが知られている。一方、スコポラミンには血圧下降作用及び鎮けい作用が認められている。ロートエキスの経口投与はモルモットでの電気刺激により起こされる咳そう反射を抑制するとの報告がある。
- 一包可:不明
バラ包装
- 分割:可能
- 粉砕:可能
- 製造販売会社
- 司生堂製薬
- 販売会社
おくすりのQ&A
自費で接種された、風疹ワクチンが申請により
補助が受けれることになり、母子手帳記載以外に、予診票の控えがいるとのこと
保管中の予診票の控えを渡したら...
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