ルシドリール錠100mg

添付文書情報2023年07月改定(第1版)
商品情報
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- 効能・効果
- 頭部外傷後遺症におけるめまい。
- 用法・用量
- 通常、成人にはメクロフェノキサート塩酸塩として1回100~300mgを1日3回経口投与する。
症状により適宜増減してよい。
(用法及び用量に関連する注意)
本剤を4週間投与しても効果が認められない場合は、本剤の投与を中止すること。
- 合併症・既往歴等のある患者
- 9.1.1. 過度の興奮性のある患者:副作用として興奮が報告されている。
9.1.2. 痙れんのある患者:副作用として痙れん発作の増強が報告されている。
- 副作用
- 次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
- 11.2. その他の副作用
1). 過敏症:(0.1%未満)発疹。
2). 精神神経系:(0.1~5%未満)不眠、頭痛、焦躁感、(0.1%未満)興奮、痙れん発作増強。
3). 消化器:(0.1~5%未満)悪心、食欲不振、胃痛。
4). 肝臓:(0.1~5%未満)AST上昇(GOT上昇)、ALT上昇(GPT上昇)、(0.1%未満)Al-P上昇。
- 授乳婦
- 妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。
- 取扱い上の注意
- 14.1. 薬剤交付時の注意PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること(PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することがある)。
PTP包装開封後は吸湿に注意すること。
16.1 血中濃度
→図表を見る(PDF)
16.4 代謝
メクロフェノキサートは体内で加水分解され、パラクロルフェノキシ酢酸(活性あり)及びジメチルアミノエタノール(活性あり)になる(マウス)。
16.5 排泄
排泄経路:主として尿中
排泄率:経口投与後24時間までに投与量の約85%がその代謝物であるパラクロルフェノキシ酢酸として尿中排泄される。(健康成人、300mg1回投与)
17.1 有効性及び安全性に関する試験
17.1.1 国内臨床試験
二重盲検比較試験(対照薬:プラセボ)を含む総計67例についての臨床成績は次のとおりである。
→図表を見る(PDF)
18.1 作用機序
詳細な作用機序は不明である。
18.2 薬理作用
18.2.1 中枢神経賦活作用
無麻酔家兎を用いた実験で、脳幹網様体の単位放電の増加、脳幹網様体刺激による覚醒反応閾値の下降及び知覚求心路・錐体路系の促進が、また麻酔家兎を用いた実験で、脳波の覚醒波への移行が認められている。
18.2.2 抗低酸素作用
ラットを用いた実験で、脳の低酸素状態に対する抵抗性を増加させることが脳波上認められており、またマウスを用いた実験で、低酸素ガス負荷による酸素欠乏及びシアン化カリウムによる組織低酸素状態における抗低酸素作用が認められている。
- 一包可:不可
- 分割:不可
- 粉砕:不明
味は苦い。
- 製造販売会社
- 共和薬品
- 販売会社
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