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次硝酸ビスマス「ニッコー」

販売名
次硝酸ビスマス「ニッコー」
薬価
1g 14.60円
製造メーカー
日興製薬

添付文書情報2023年12月改定(第1版)

商品情報

薬効分類名
ビスマス塩製剤
一般名
次硝酸ビスマス
禁忌
2.1. 慢性消化管通過障害又は重篤な消化管潰瘍のある患者[ビスマスの吸収による副作用が起こるおそれがある]。
2.2. 出血性大腸炎の患者[腸管出血性大腸菌(O157等)や赤痢菌等の重篤な細菌性下痢患者では、症状の悪化、治療期間の延長をきたすおそれがある]〔9.1.1参照〕。
効能・効果
下痢症。
用法・用量
次硝酸ビスマスとして、通常成人1日2gを2~3回に分割経口投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
(用法及び用量に関連する注意)
精神神経系障害があらわれるおそれがあるので長期連続投与を避け、やむを得ない場合には、原則として1ヵ月に20日程度(1週間に5日以内)の投与にとどめること。
合併症・既往歴等のある患者
9.1.1. 細菌性下痢<出血性大腸炎は除く>のある患者:治療上やむを得ないと判断される場合を除き、投与しないこと(治療期間の延長をきたすおそれがある)〔2.2参照〕。
9.1.2. 便秘の患者:本剤は下痢症を適応とするため、症状が悪化するおそれがある。
9.1.3. 結腸瘻造設術、回腸瘻造設術又は人工肛門造設術を受けた患者。
9.1.4. 消化管憩室のある患者:ビスマスが吸収されやすいため、血液中に移行する量が多くなるおそれがある。
副作用
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
重大な副作用
11.1. 重大な副作用
11.1.1. 精神神経系障害(頻度不明):ビスマス塩類(次硝酸ビスマス、次没食子酸ビスマス)1日3~20gの連続経口投与(1ヵ月~数年間)により、間代性痙攣、昏迷、錯乱、運動障害等の精神神経系障害(初期症状:不安、不快感、記憶力減退、頭痛、無力感、注意力低下、振戦等)があらわれたとの報告がある(これらの報告によれば、症状は投与中止後数週間~数ヵ月で回復している)。
11.1.2. 血液障害(頻度不明):亜硝酸中毒(メトヘモグロビン血症、血圧降下、皮膚紅潮)があらわれることがある。また、便秘があらわれた場合には、亜硝酸中毒を起こすおそれがある。
11.2. その他の副作用
1). 消化器:(0.1~5%未満)嘔気、食欲不振。
2). 粘膜:(頻度不明)歯齦縁、舌、口腔内等に粘膜の青色又は青黒色の着色。
高齢者
減量するなど注意すること(一般に生理機能が低下している)。
授乳婦
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること(投与する場合は、投与量、投与期間等に注意して投与すること)。
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること(投与量、投与期間等に注意して投与すること)。
小児等
投与量、投与期間等に注意して投与すること(小児等を対象とした臨床試験は実施していない)。
適用上の注意
14.1. 薬剤投与時の注意14.1.1. 浣腸には使用しないこと。
14.1.2. 本剤の服用によって便の色が黒くなることがある(ビスマスが黒色の硫化ビスマスになるため)。

16.2 吸収
次サリチル酸ビスマスの場合約1%
16.5 排泄
次サリチル酸ビスマスの場合、ほとんど糞便中に排泄される。吸収されたビスマスの血漿中半減期は約5日で、唾液、尿及び胆汁中に排泄される。

-

18.1 作用機序
本薬は収れん並びに粘膜面、潰瘍面を被覆保護する作用を有し、また腸内異常発酵によって生じる硫化水素と結合するため、下痢に効果があるとされている。

一包可:不明

バラ包装

分割:可能
粉砕:可能
製造販売会社
日興製薬
販売会社
 

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