カリジノゲナーゼ錠25単位「トーワ」
添付文書情報2023年06月改定(第1版)
商品情報
- 禁忌
- 脳出血直後等の新鮮出血時の患者[血管拡張作用により出血を助長するおそれがある]。
- 効能・効果
- 1). 次記疾患における末梢循環障害の改善:高血圧症、メニエール症候群、閉塞性血栓血管炎(ビュルガー病)。
2). 次記症状の改善:更年期障害、網脈絡膜の循環障害。
- 用法・用量
- カリジノゲナーゼとして、通常成人1日30~150単位を1日3回に分割経口投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
- 特定の背景を有する患者に関する注意
- 相互作用
- 10.2. 併用注意:アンジオテンシン変換酵素阻害剤[過度の血圧低下が引き起こされる可能性がある(本剤のキニン産生作用とアンジオテンシン変換酵素阻害剤のキニン分解抑制作用により、血中キニン濃度が増大し、血管平滑筋弛緩が増強される可能性がある)]。
- 副作用
- 次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
- 11.2. その他の副作用
1). 過敏症:(0.1~5%未満)発疹、(0.1%未満)そう痒感、じん麻疹。
2). 循環器:(0.1%未満)心悸亢進。
3). 消化器:(0.1~5%未満)胃部不快感、嘔気、嘔吐、食欲不振、上腹部痛、下痢、便秘。
4). 肝臓:(頻度不明)AST上昇、ALT上昇、肝機能障害。
5). その他:(0.1~5%未満)ほてり、(0.1%未満)頭痛、頭重、眠気、倦怠感。
再評価結果を含む。
- 高齢者
- 減量するなど注意すること(一般に生理機能が低下している)。
- 授乳婦
- 治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。
- 適用上の注意
- 14.1. 薬剤交付時の注意PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること(PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することがある)。
16.1 血中濃度
16.1.1 生物学的同等性試験
〈カリジノゲナーゼ錠25単位「トーワ」〉
カリジノゲナーゼ錠25単位「トーワ」とカルナクリン錠25を、クロスオーバー法によりそれぞれ18錠(カリジノゲナーゼとして450単位)健康成人男子に絶食単回経口投与して血清中未変化体濃度を測定し、得られた薬物動態パラメータ(AUC、Cmax)について統計解析を行った結果、両剤の生物学的同等性が確認された。
(注)本剤の承認された用量は、カリジノゲナーゼとして通常1日30~150単位(3回分割投与)である。
→図表を見る(PDF)
血清中濃度並びにAUC、Cmax等のパラメータは、被験者の選択、体液の採取回数・時間等の試験条件によって異なる可能性がある。
〈カリジノゲナーゼ錠50単位「トーワ」〉
カリジノゲナーゼ錠50単位「トーワ」とカルナクリン錠50を、クロスオーバー法によりそれぞれ9錠(カリジノゲナーゼとして450単位)健康成人男子に絶食単回経口投与して血清中未変化体濃度を測定し、得られた薬物動態パラメータ(AUC、Cmax)について統計解析を行った結果、両剤の生物学的同等性が確認された。
(注)本剤の承認された用量は、通常1回1錠、1日3回経口投与である。
→図表を見る(PDF)
血清中濃度並びにAUC、Cmax等のパラメータは、被験者の選択、体液の採取回数・時間等の試験条件によって異なる可能性がある。
- 一包可:不明
バラ包装
- 分割:可能
- 粉砕:可能
腸溶性
- 製造販売会社
- 東和薬品
- 販売会社
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