クリアエフシー
販売名
クリアエフシー
薬価
1mL 0.00円
製造メーカー
アグサジャパン
添付文書情報2016年12月改定(第5版)
商品情報
薬効分類名
歯科用鎮痛鎮静剤(根管及び齲窩消毒剤を含む)
一般名
ホルマリン・クレゾール液
規制区分
- 習
- 処
- 生
- 特生
- 特承
- 毒
- 劇
- 麻
- 覚
- 覚原
- 向
- 禁忌
- 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。
- 効能・効果
- 抜髄根管の消毒、感染根管の消毒。
- 用法・用量
- 本品を小綿球又はペーパーポイント等を用いて根管内に適用する。症状により、小綿球又はペーパーポイント等を根管に挿入したまま仮封し、数日間保持する。
- 慎重投与
- 患歯根端部炎症性病巣(患歯根尖部炎症性病巣)のある患者[症状が悪化する恐れがある]。
- 重要な基本的注意
- 本品は、組織刺激性が強いため、歯根膜炎を起こすことがあるので、注意して使用する。
- 相互作用
- 併用注意:塩化鉄<3>液、酸化クロム<6>液、硝酸銀液等[変色又は沈殿を生じ、薬効が低下するため]。
- 重大な副作用
- 1.重大な副作用
ショック、アナフィラキシー(頻度不明):ショック、アナフィラキシーが現れることがあるので、観察を十分に行い、蕁麻疹、そう痒、呼吸困難、血圧低下等の異常が認められた場合には、適切な処置を行う。
- 2.その他の副作用
過敏症(頻度不明):過敏症状が現れることがあるので、このような場合には、使用を中止し、適切な処置を行う。
- 適用上の注意
- 1.腐食力が強いので注意して使用する。
2.軟組織に対し局所作用を現すので、口腔粘膜等に付着させないよう配慮する(したがって、使用に際してはラバーダム防湿等を行う)。
3.本品が口腔粘膜等に付着した場合は、直ちに拭き取り、微温湯で洗口させる。また、手指等に付着した場合は、石鹸等を用いて水洗し、適切な処置を行う。
4.軟組織に付着した場合、直ちに拭き取り、エタノール、グリセリン、植物油で清拭するか又は多量の水で洗う等適切な処置を行う。
5.本品は顔、皮膚等に付着すると数秒で付着部が白変し、皮膚等に付着したまま放置すると炎症を起こし、化学的損傷を生じるので、直ちに拭き取り、エタノール、グリセリン、植物油で清拭するか又は多量の水で洗う等直ちに処置する。顔、皮膚等に付着した場合は火傷の治療に準じて処置するか、直ちに皮膚科医に相談する。
6.容器から使用適量をダッペングラスにとり、小綿球又は綿繊維に浸潤させて窩内あるいは根管に挿入する。
7.眼に入らないように注意する。
8.本品は歯科用にのみ使用する。
- その他の注意
- 1.急性毒性:本品の経口毒性は、調製直後はLD50 1.60g/kg(マウス)である。
2.腐食性:本品の腐食性は液状フェノール(90%濃度)とほぼ同じであり腐食性が強く皮膚を侵して白くする。
-
-
1.殺菌消毒作用
ホルマリンにクレゾール及びエタノールを配合することにより、界面張力が低下して、歯細管等まで浸透しやすくなり、その結果、感染根管中の歯髄腐敗分解物に含まれる脂肪滴の細菌まで消毒するといわれている。
2.抗菌作用
口腔内化膿菌(S.aureus)、むし歯菌(S.mutans)、大腸菌(E.coli)及び糸状菌(C.albicans)に対して強力な消毒作用を示した。また、本品の揮発成分も強力な消毒作用を示すことがわかった。
3.深達性と作用機序
本品は血液等の存在下で深達性が優れていて、ホルマリン、クレゾール及びエタノールともにたん白質の変性により微生物を死滅させる。
- 製造販売会社
- アグサジャパン
- 販売会社
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