ツムラ五苓散エキス顆粒(医療用)
添付文書情報2014年10月改定(第6版)
商品情報
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- 効能・効果
- 口渇、尿量減少するものの次の諸症:浮腫、ネフローゼ、二日酔、急性胃腸カタル、下痢、悪心、嘔吐、眩暈、胃内停水、頭痛、尿毒症、暑気あたり、糖尿病。
- 用法・用量
- 1日7.5gを2~3回に分割し、食前又は食間に経口投与する。なお、年齢、体重、症状により適宜増減する。
- 重要な基本的注意
- 1.本剤の使用にあたっては、患者の証(体質・症状)を考慮して投与する。なお、経過を十分に観察し、症状・所見の改善が認められない場合には、継続投与を避ける。
2.他の漢方製剤等を併用する場合は、含有生薬の重複に注意する。
- 副作用
- 本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していないため、発現頻度は不明である。
- 1.過敏症:(頻度不明)発疹、発赤、そう痒等[このような症状が現れた場合には投与を中止する]。
2.肝臓:(頻度不明)肝機能異常(AST上昇(GOT上昇)、ALT上昇(GPT上昇)、γ-GTP上昇等)。
- 高齢者への投与
- 一般に高齢者では生理機能が低下しているので減量するなど注意する。
- 妊婦・産婦・授乳婦等への投与
- 妊娠中の投与に関する安全性は確立していないので、妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与する。
- 小児等への投与
- 小児等に対する安全性は確立していない[使用経験が少ない]。
1.止瀉作用
マウスに経口投与したところ、硫酸マグネシウムによる下痢を抑制した。
2.利水作用
マウスに経口投与したところ、絶水マウスでは尿量に変化がなかったが、水中毒マウスでは尿量が増加した。
3.口渇に対する作用
糖尿病性口腔乾燥症モデルマウスに経口投与したところ、唾液分泌速度の低下が抑制された。
4.作用機序
本剤は、次の作用により薬理効果を示すことが示唆されている。
(1)利尿作用
イヌ腎臓由来の遠位尿細管の皮質部集合管由来細胞(MDCK細胞)において、ナトリウムチャネルを阻害した(in vitro)。
(2)尿量増加作用
ラットに経口投与したところ、腎皮質のアクアポリン(AQP)3 mRNA及び腎髄質のAQP2 mRNA、AQP3 mRNAのダウンレギュレーションにより尿量が増加した。
- 一包可:条件付可
吸湿性が高いので、グラシン紙等防湿効果のない分包材質で調剤した場合は、交付時に取り扱いについて十分注意する旨患者に伝える。@グラシン紙等に分包した場合は、チャック付きのビニール袋や茶筒等の密閉性の良い容器に入れ、しっかり蓋をして、直射日光をさけ、なるべく湿気の少ない涼しいところに保管する。その際、容器の中に乾燥剤を入れることが望ましい。
- 分割:条件付可
- 粉砕:条件付可
- 製造販売会社
- ツムラ
- 販売会社
おくすりのQ&A
4月より後発品のオメプラゾールより、先発品のオメプラールの方が薬価が安くなるようですが、安い先発品を選ぶことにより保険請求に影響のある点数はありますか?
いつもお世話になっております。
2型糖尿病の薬、リベルサスについてですが、外来患者さんに投与した場合、コメントが必要でしょうか?特殊な薬なのでしょうか?...
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