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シングリックス筋注用

販売名
シングリックス筋注用
薬価
50μg1瓶(溶解液付) 0.00円
製造メーカー
GSK

添付文書情報2020年10月改定(第1版)

商品情報

薬効分類名
ウイルスワクチン類
一般名
乾燥組換え帯状疱疹ワクチン(チャイニーズハムスター卵巣細胞由来)
規制区分
  • 特生
  • 特承
  • 覚原
接種不適当者予防接種を受けることが適当でない者
被接種者が次のいずれかに該当すると認められる場合には、接種を行ってはならない。
2.1. 明らかな発熱を呈している者。
2.2. 重篤な急性疾患にかかっていることが明らかな者。
2.3. 本剤の成分によってアナフィラキシーを呈したことがあることが明らかな者。
2.4. 前記に掲げる者のほか、予防接種を行うことが不適当な状態にある者。
効能・効果
帯状疱疹の予防。
(効能又は効果に関連する注意)
本剤を予防接種法に基づく水痘の予防接種に転用することはできない。
用法・用量
抗原製剤を専用溶解用液全量で溶解し、通常、50歳以上の成人に0.5mLを2か月間隔で2回、筋肉内に接種する。
(用法及び用量に関連する注意)
7.1. 接種間隔
標準として1回目の接種から2か月後に2回目の接種を行うこと(1回目の接種から2か月を超えた場合であっても、6か月後までに2回目の接種を行うこと)。
7.2. 同時接種
医師が必要と認めた場合には、他のワクチンと同時に接種することができる〔14.1.1参照〕。
肝機能障害を有する者
8.1. 本剤は、「予防接種実施規則」及び「定期接種実施要領」に準拠して使用すること。
8.2. 被接種者について、接種前に必ず問診、検温及び診察(視診、聴診等)によって健康状態を調べること。
8.3. 被接種者又は介護者に、接種当日は過激な運動は避け、接種部位を清潔に保ち、また、接種後の健康監視に留意し、局所の異常反応や体調の変化、さらに高熱、痙攣等の異常な症状を呈した場合には、速やかに医師の診察を受けるよう事前に知らせること。
8.4. 本剤と他の帯状疱疹ワクチンの互換性に関する安全性、免疫原性、有効性のデータはない。
8.5. ワクチン接種直後又は接種後に注射による心因性反応を含む血管迷走神経反射として失神があらわれることがある。失神による転倒を避けるため、接種後30分程度は座らせるなどした上で被接種者の状態を観察することが望ましい。
被接種者が次のいずれかに該当すると認められる場合は、健康状態及び体質を勘案し、診察及び接種適否の判断を慎重に行い、予防接種の必要性、副反応、有用性について十分な説明を行い、同意を確実に得た上で、注意して接種すること。
9.1.1. 心臓血管系疾患、腎臓疾患、肝臓疾患、血液疾患等の基礎疾患を有する者〔9.2腎機能障害を有する者、9.3肝機能障害を有する者の項参照〕。
9.1.2. 予防接種で接種後2日以内に発熱のみられた者及び全身性発疹等のアレルギーを疑う症状を呈したことがある者。
9.1.3. 本剤の成分に対して、アレルギーを呈するおそれのある者。
9.1.4. 過去に痙攣の既往のある者。
9.1.5. 過去に免疫不全の診断がなされている者及び近親者に先天性免疫不全症の者がいる者。
9.1.6. 血小板減少症や凝固障害を有する者、抗凝固療法施行中の者:筋肉内注射部位の出血のおそれがある。
腎機能障害を有する者:接種要注意者である〔9.1.1参照〕。
肝機能障害を有する者:接種要注意者である〔9.1.1参照〕。
副作用
次の副反応があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には適切な処置を行うこと。
重大な副作用
11.1. 重大な副反応ショック、アナフィラキシー(いずれも頻度不明*):アナフィラキシー反応を含む過敏症状があらわれることがある。
*)開発時の臨床試験ではブライトン分類による確定症例は報告されていないため頻度不明とした。
11.2. その他の副反応1). 過敏症:(頻度不明)蕁麻疹、血管性浮腫。
2). 皮膚:(1%未満)皮膚そう痒症、発疹、紅斑、多汗症。
3). 呼吸器:(1%未満)口腔咽頭痛、咳嗽。
4). 投与部位(注射部位):(10%以上)疼痛、発赤、腫脹、(1~10%未満)そう痒感、熱感、(1%未満)注射部位反応、発疹、炎症、硬結、関節痛、内出血、浮腫、不快感。
5). 消化器:(10%以上)胃腸症状(悪心、嘔吐、下痢、腹痛)。
6). 精神神経系:(10%以上)頭痛、(1%未満)浮動性めまい、不眠症、傾眠、嗜眠。
7). 筋・骨格系:(10%以上)筋肉痛、(1%未満)関節痛、四肢痛、背部痛、筋骨格痛、頚部痛。
8). 感染症:(1%未満)鼻咽頭炎、気道感染、インフルエンザ感染、ヘルペス感染(口腔ヘルペス感染または単純ヘルペス感染)。
9). その他:(10%以上)疲労、悪寒、発熱、(1~10%未満)倦怠感、疼痛、(1%未満)インフルエンザ様疾患、無力症、冷感、熱感、食欲減退、回転性めまい。
高齢者
接種に当たっては、予診等を慎重に行い、被接種者の健康状態を十分に観察すること(一般に、生理機能が低下している)。
授乳婦
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、予防接種上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ接種すること。
予防接種上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。
小児等
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
取扱い上の注意
14.1. 薬剤接種時の注意14.1.1. 接種時(1). 【シングリックス筋注用の使用方法】に従うこと。
(2). 注射針及びシリンジは被接種者毎に取り換えること。
(3). 使用前には異常な混濁、着色、異物の混入その他の異常がないかを確認し、異常を認めたものは使用しないこと。
(4). 抗原製剤を専用溶解用液で溶解する際は、泡立てないよう優しく振り混ぜ、完全に溶解させること(激しく振とうしないこと)。
(5). 注射針の先端が血管内に刺入していないことを確認すること。
(6). 本剤を他のワクチンと混合して接種しないこと〔7.2参照〕。
(7). 調製後はすぐに使用すること(すぐ使用できない場合は、遮光して2-8℃で保管し、6時間以上経過したものは破棄すること)。
14.1.2. 接種部位(1). 本剤は筋肉内注射のみに使用し、皮下注射、静脈内注射又は皮内注射はしないこと。皮下注射により、一過性局所反応(一過性注射部位発赤及び一過性注射部位腫脹)を増加させることがある。
(2). 接種部位は、通常、上腕三角筋部とし、臀部には接種しないこと。
(3). 接種部位はアルコールで消毒し、同一部位に反復して接種することは避けること。
(4). 筋肉内注射に当たっては、組織・神経等への影響を避けるため次の点に注意すること。
・ 針長は筋肉内注射に足る長さで、組織や血管あるいは骨に到達しないよう、各接種者に対して適切な針長を決定すること。
・ 神経走行部位を避けること。
・ 注射針を刺入したとき、激痛を訴えたり血液の逆流をみた場合は直ちに針を抜き、部位をかえて注射すること。
20.1. 外箱開封後は、遮光して保存すること。
20.2. 誤って凍結させたものは、品質が変化しているおそれがあるので、使用しないこと。
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17.1 有効性及び安全性に関する試験
17.1.1 国際共同第III相試験(ZOSTER‐006試験)
50歳以上の成人14759例(日本人603例含む)を対象に実施したプラセボ対象、観察者盲検、国際共同第III相試験(ZOSTER‐006試験)において、本剤を2回接種した際の帯状疱疹に対する有効性及び本剤の安全性を評価した。その結果、本剤の有効性は97.16%(95%信頼区間:93.72-98.97)であった。(表1)
なお、帯状疱疹後神経痛の発症例数は本剤群0例、プラセボ群18例であった。
本剤接種後7日間(接種当日も含む)の日誌による安全性調査を行った4379例のうち、局所(注射部位)の副反応発現頻度は81.5%(3570/4379例)であった。主なものは、疼痛79.1%(3463/4379例)、発赤38.0%(1665/4379例)、腫脹26.3%(1153/4379例)であった。また、全身性の副反応発現頻度は58.2%(2543/4372例)であった。主なものは、筋肉痛41.4%(1812/4372例)、疲労40.1%(1755/4372例)、頭痛33.9%(1484/4372例)であった。
表1 帯状疱疹に対する有効性注1)
→図表を見る(PDF)

17.1.2 国際共同第III相試験(ZOSTER‐022試験)
70歳以上の成人13163例(日本人563例含む)を対象に実施したプラセボ対象、観察者盲検、国際共同第III相試験(ZOSTER‐022試験)において、本剤を2回接種した際の帯状疱疹に対する有効性及び本剤の安全性を評価した。その結果、本剤の有効性は89.79%(95%信頼区間:84.29-93.66)であった。(表2)
なお、帯状疱疹後神経痛の発症例数は本剤群4例、プラセボ群28例であった。
本剤接種後7日間(接種当日も含む)の日誌による安全性調査を行った505例のうち、局所(注射部位)の副反応発現頻度は74.1%(374/505例)であった。主なものは、疼痛68.7%(347/505例)、発赤39.2%(198/505例)、腫脹22.6%(114/505例)であった。また、全身性の副反応発現頻度は43.8%(221/504例)であった。主なものは、疲労27.8%(140/504例)、筋肉痛27.2%(137/504例)、頭痛20.6%(104/504例)であった。
表2 帯状疱疹に対する有効性注1)
→図表を見る(PDF)

17.1.3 海外第III相試験(ZOSTER‐026試験)
50歳以上の成人を対象に実施した非盲検、第III相試験(ZOSTER‐026試験)において、0、2か月と0、6か月の接種間隔を比較するため液性免疫応答を評価した。2回目接種後1か月目時点の抗gE抗体のワクチン応答率は0、2か月接種群で96.6%(95%CI:91.5-99.1)、0、6か月接種群で96.5%(97.5%CI:90.4-99.2)であった。
0、2か月接種群において、本剤接種後7日間(接種当日も含む)の日誌による安全性調査を行った119例のうち、局所(注射部位)の副反応発現頻度は84.0%(100/119例)であった。主なものは、疼痛76.5%(91/119例)、発赤40.3%(48/119例)、腫脹21.8%(26/119例)であった。また、全身性の副反応発現頻度は64.7%(77/119例)であった。主なものは、筋肉痛47.9%(57/119例)、疲労41.2%(49/119例)、頭痛34.5%(41/119例)であった。
0、6か月接種群において、本剤接種後7日間(接種当日も含む)の日誌による安全性調査を行った119例のうち、局所(注射部位)の副反応発現頻度は84.9%(101/119例)であった。主なものは、疼痛79.8%(95/119例)、発赤42.0%(50/119例)、腫脹23.5%(28/119例)であった。また、全身性の副反応発現頻度は63.9%(76/119例)であった。主なものは、疲労48.7%(58/119例)、筋肉痛43.7%(52/119例)、頭痛31.9%(38/119例)であった。

18.1 作用機序
本剤に含まれるgE抗原を、アジュバントであるAS01Bとともに、既に水痘帯状疱疹ウイルスに対する免疫を有する者に接種することで、gE抗原特異的なCD4陽性T細胞及び抗体が誘導される。

製造販売会社
GSK
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