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フラジール内服錠250mg

販売名
フラジール内服錠250mg
識別コード
763
薬価
250mg1錠 36.20円
製造メーカー
シオノギファーマ

添付文書情報2020年07月改定(第1版)

商品情報

薬効分類名
その他の抗原虫剤
一般名
メトロニダゾール錠
禁忌
2.1. 既往に本剤の成分に対する過敏症を起こした患者。
2.2. 脳器質的疾患<脳膿瘍を除く>、脊髄器質的疾患のある患者[中枢神経系症状があらわれることがある]〔7.1、9.1.2、11.1.2参照〕。
2.3. 妊娠3ヵ月以内<有益性が危険性を上回ると判断される疾患の場合は除く>の女性〔9.5.1参照〕。
効能・効果
1). トリコモナス症(腟トリコモナスによる感染症)。
2). 嫌気性菌感染症:深在性皮膚感染症、外傷・熱傷及び手術創等の二次感染、骨髄炎、肺炎、肺膿瘍、骨盤内炎症性疾患、腹膜炎、腹腔内膿瘍、肝膿瘍、脳膿瘍。
3). 感染性腸炎(偽膜性大腸炎を含む)。
4). 細菌性腟症。
5). ヘリコバクター・ピロリ感染症:胃潰瘍・十二指腸潰瘍・胃MALTリンパ腫・特発性血小板減少性紫斑病・早期胃癌に対する内視鏡的治療後胃におけるヘリコバクター・ピロリ感染症、ヘリコバクター・ピロリ感染胃炎。
6). アメーバ赤痢。
7). ランブル鞭毛虫感染症。
(効能又は効果に関連する注意)
5.1. 〈感染性腸炎(偽膜性大腸炎を含む)〉「抗微生物薬適正使用の手引き」を参照し、抗菌薬投与の必要性を判断した上で、本剤の投与が適切と判断される場合に投与すること。
5.2. 〈ヘリコバクター・ピロリ感染症〉プロトンポンプインヒビター(ランソプラゾール、オメプラゾール、ラベプラゾールナトリウム、エソメプラゾール又はボノプラザン)、アモキシシリン水和物及びクラリスロマイシン併用による除菌治療が不成功だった患者に適用すること。
5.3. 〈ヘリコバクター・ピロリ感染症〉進行期胃MALTリンパ腫に対するヘリコバクター・ピロリ除菌治療の有効性は確立していない。
5.4. 〈ヘリコバクター・ピロリ感染症〉特発性血小板減少性紫斑病に対しては、ガイドライン等を参照し、ヘリコバクター・ピロリ除菌治療が適切と判断される症例にのみ除菌治療を行うこと。
5.5. 〈ヘリコバクター・ピロリ感染症〉早期胃癌に対する内視鏡的治療後胃以外には、ヘリコバクター・ピロリ除菌治療による胃癌の発症抑制に対する有効性は確立していない。
5.6. 〈ヘリコバクター・ピロリ感染症〉ヘリコバクター・ピロリ感染胃炎に用いる場合は、ヘリコバクター・ピロリが陽性であることを確認及び内視鏡検査によりヘリコバクター・ピロリ感染胃炎であることを確認すること。
用法・用量
〈トリコモナス症(腟トリコモナスによる感染症)〉
通常、成人にはメトロニダゾールとして、1クールとして、1回250mgを1日2回、10日間経口投与する。
〈嫌気性菌感染症〉
通常、成人にはメトロニダゾールとして1回500mgを1日3回又は4回経口投与する。
〈感染性腸炎〉
通常、成人にはメトロニダゾールとして1回250mgを1日4回又は1回500mgを1日3回、10~14日間経口投与する。
〈細菌性腟症〉
通常、成人にはメトロニダゾールとして、1回250mgを1日3回又は1回500mgを1日2回7日間経口投与する。
〈ヘリコバクター・ピロリ感染症〉
アモキシシリン水和物、クラリスロマイシン及びプロトンポンプインヒビター併用によるヘリコバクター・ピロリの除菌治療が不成功の場合
ヘリコバクター・ピロリ感染症の場合、通常、成人にはメトロニダゾールとして1回250mg、アモキシシリン水和物として1回750mg(力価)及びプロトンポンプインヒビターの3剤を同時に1日2回、7日間経口投与する。
〈アメーバ赤痢〉
通常、成人にはメトロニダゾールとして1回500mgを1日3回10日間経口投与する。
なお、症状に応じて1回750mgを1日3回経口投与する。
〈ランブル鞭毛虫感染症〉
通常、成人にはメトロニダゾールとして1回250mgを1日3回5~7日間経口投与する。
(用法及び用量に関連する注意)
7.1. 〈効能共通〉末梢神経障害、中枢神経障害等の副作用があらわれることがあるので、特に10日を超えて本剤を投与する場合や1500mg/日以上の高用量投与時には、副作用の発現に十分注意すること〔2.2、9.1.2、11.1.1、11.1.2参照〕。
7.2. 〈ヘリコバクター・ピロリ感染症〉プロトンポンプインヒビターは、次のいずれか1剤を選択する:①ランソプラゾールとして1回30mg、②オメプラゾールとして1回20mg、③ラベプラゾールナトリウムとして1回10mg、④エソメプラゾールとして1回20mg、⑤ボノプラザンとして1回20mg。
肝機能障害患者
8.1. 〈効能共通〉本剤の使用にあたっては、耐性菌の発現等を防ぐため、原則として感受性を確認し、疾病の治療上必要な最小限の期間の投与にとどめること。
8.2. 〈効能共通〉白血球減少、好中球減少があらわれることがあるので、定期的に血液検査を実施するなど、患者の状態を十分に観察すること〔9.1.1、11.1.6参照〕。
8.3. 〈効能共通〉肝機能障害があらわれることがあるので、定期的に肝機能検査を実施するなど、患者の状態を十分に観察すること〔9.1.3、11.1.7参照〕。
8.4. 〈ヘリコバクター・ピロリ感染症〉プロトンポンプインヒビター(ランソプラゾール、オメプラゾール、ラベプラゾールナトリウム、エソメプラゾール又はボノプラザン)及びアモキシシリン水和物の添付文書に記載されている使用上の注意を必ず確認すること。
9.1.1. 血液疾患のある患者:白血球減少、好中球減少があらわれることがある〔8.2、11.1.6参照〕。
9.1.2. 脳膿瘍の患者:中枢神経系症状があらわれることがある〔2.2、7.1、11.1.2参照〕。
9.1.3. コケイン症候群の患者:重度肝毒性又は急性肝不全が発現し死亡に至ることがある〔8.3、11.1.7参照〕。
9.2.1. 血液透析患者:本薬の注射剤において、メトロニダゾール500mgの単回点滴静注直後の血液透析により、投与量の約45%が除去されたとの報告がある。
肝機能障害患者:血中濃度が上昇し、作用が増強するおそれがある。
相互作用
10.2. 併用注意:1). アルコール[腹部の疝痛、嘔吐、潮紅があらわれることがあるので、投与期間中は飲酒を避けること(本剤はアルコールの代謝過程においてアルデヒド脱水素酵素を阻害し、血中アセトアルデヒド濃度を上昇させる)]。
2). リトナビル含有製剤<内用液>[ジスルフィラム-アルコール反応を起こすおそれがある(リトナビル含有製剤(内用液)はエタノールを含有するので本剤により血中アセトアルデヒド濃度を上昇させる)]。
3). ジスルフィラム[精神症状<錯乱等>が出現することがある(機序は不明である)]。
4). ワルファリン[ワルファリンの抗凝血作用を増強し出血等があらわれることがある(本剤はワルファリンの代謝を阻害し、その血中濃度を上昇させる)]。
5). リチウム[リチウムの血中濃度が上昇しリチウム中毒があらわれることがある(機序は不明である)]。
6). ブスルファン[ブスルファンの作用が増強されることがある(本剤はブスルファンの血中濃度を上昇させることがある)]。
7). 5-フルオロウラシル[5-フルオロウラシルの作用が増強される可能性がある(本剤は5-フルオロウラシルの血中濃度を上昇させることがある)]。
8). シクロスポリン[シクロスポリンの作用が増強される可能性がある(本剤はシクロスポリンの血中濃度を上昇させることがある)]。
9). フェノバルビタール[本剤の作用が減弱する可能性がある(フェノバルビタールは本剤の代謝酵素を誘導し、その血中濃度を低下させることがある)]。
副作用
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
重大な副作用
11.1. 重大な副作用
11.1.1. 〈効能共通〉末梢神経障害(頻度不明):四肢のしびれ、四肢異常感等が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと〔7.1参照〕。
11.1.2. 〈効能共通〉中枢神経障害(頻度不明):脳症、痙攣、錯乱、幻覚、小脳失調等があらわれることがあるので、ふらつき、歩行障害、意識障害、構語障害、四肢のしびれ等の初期症状があらわれ、本剤による脳症が疑われた場合には、本剤の投与を中止すること〔2.2、7.1、9.1.2参照〕。
11.1.3. 〈効能共通〉無菌性髄膜炎(頻度不明):項部硬直、発熱、頭痛、悪心・嘔吐あるいは意識混濁等を伴う無菌性髄膜炎があらわれることがある。
11.1.4. 〈効能共通〉中毒性表皮壊死融解症(Toxic EpidermalNecrolysis:TEN)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)(頻度不明)。
11.1.5. 〈効能共通〉急性膵炎(頻度不明):腹痛、背部痛、悪心・嘔吐、血清アミラーゼ値上昇等の異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
11.1.6. 〈効能共通〉白血球減少、好中球減少(頻度不明)〔8.2、9.1.1参照〕。
11.1.7. 〈効能共通〉肝機能障害(頻度不明)〔8.3、9.1.3参照〕。
11.1.8. 〈ヘリコバクター・ピロリ感染症〉出血性大腸炎(頻度不明):腹痛、血便、頻回の下痢があらわれた場合には直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。
11.2. その他の副作用
1). 〈トリコモナス症(腟トリコモナスによる感染症)、嫌気性菌感染症、感染性腸炎、細菌性腟症、アメーバ赤痢、ランブル鞭毛虫感染症〉①. 〈トリコモナス症、嫌気性菌感染症、感染性腸炎、細菌性腟症、アメーバ赤痢、ランブル鞭毛虫感染症〉過敏症:(頻度不明)発疹。
②. 〈トリコモナス症、嫌気性菌感染症、感染性腸炎、細菌性腟症、アメーバ赤痢、ランブル鞭毛虫感染症〉消化器:(頻度不明)舌苔、食欲不振、悪心、胃不快感、下痢、腹痛、味覚異常。
③. 〈トリコモナス症、嫌気性菌感染症、感染性腸炎、細菌性腟症、アメーバ赤痢、ランブル鞭毛虫感染症〉肝臓:(頻度不明)AST上昇、ALT上昇、総ビリルビン上昇、Al-P上昇、LDH上昇、γ-GTP上昇。
④. 〈トリコモナス症、嫌気性菌感染症、感染性腸炎、細菌性腟症、アメーバ赤痢、ランブル鞭毛虫感染症〉生殖器:(頻度不明)Candida albicans出現。
⑤. 〈トリコモナス症、嫌気性菌感染症、感染性腸炎、細菌性腟症、アメーバ赤痢、ランブル鞭毛虫感染症〉その他:(頻度不明)暗赤色尿、発熱。
2). 〈ヘリコバクター・ピロリ感染症〉①. 〈ヘリコバクター・ピロリ感染症〉過敏症:(頻度不明)発疹、そう痒感。
②. 〈ヘリコバクター・ピロリ感染症〉血液:(頻度不明)好塩基球増多。
③. 〈ヘリコバクター・ピロリ感染症〉消化器:(頻度不明)下痢、胸やけ、悪心、上腹部痛、味覚異常、口腔アフタ、舌炎、鼓腸、黒色便。
④. 〈ヘリコバクター・ピロリ感染症〉精神神経系:(頻度不明)うつ病、頭痛、浮動性めまい、不安定感。
⑤. 〈ヘリコバクター・ピロリ感染症〉その他:(頻度不明)眼精疲労、疲労、しびれ感。
高齢者
一般に生理機能が低下している。
授乳婦
9.5.1. 妊娠3ヵ月以内<有益性が危険性を上回ると判断される疾患の場合は除く>の女性:投与しないこと〔2.3、16.3.2参照〕。
9.5.2. 妊娠3ヵ月を過ぎた女性:治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること〔16.3.2参照〕。
授乳しないことが望ましい(母乳中へ移行することが報告されている)〔16.3.3参照〕。
小児等
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
適用上の注意
14.1. 薬剤交付時の注意PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること(PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することがある)。
その他の注意
15.2. 非臨床試験に基づく情報マウスに長期経口投与した場合、肺腫瘍が、またラットでは乳房腫瘍の発生が報告されているが、ハムスターの生涯投与試験では腫瘍はみられていないとの報告がある。

16.1 血中濃度
健康女性5例にメトロニダゾール内服錠250mgを単回経口投与したときの血中濃度を添付文書の図16‐1に示す。血中濃度は2時間後に最高値を示した。
図16‐1 経口投与時の血中濃度

16.3 分布
16.3.1 腟内への移行
婦人科入院患者1群3~5例にメトロニダゾール内服錠250mgを単回経口投与した場合、症例によって多少の変動を認めたが、4時間後まで十分な抗原虫濃度を示した。
16.3.2 胎児への移行
分娩開始初期からメトロニダゾール内服錠200mg注を3時間ごとに投与して、母子の血中濃度を測定したとき、胎盤関門を通過して胎児に移行することが認められた(外国人データ)。[9.5.1、9.5.2参照]
16.3.3 母乳中への移行
平均年齢22.5歳の母親及び生後5日の新生児10例を選び、母親にメトロニダゾール内服錠200mg注を単回経口投与し、4時間ごとに授乳して母乳中及び新生児の血中への移行を測定した。母乳中の平均濃度は投与後4時間目では3.4μg/mL、8時間目では2.2μg/mL、12時間目では1.3μg/mLで母親の血中と同程度に移行したが、新生児の血中濃度は検出限界以下~0.4μg/mLと極めて微量であった(測定法:polarography)(外国人データ)。[9.6参照]
16.3.4 血漿蛋白結合率
平衡透析法にて測定された血漿蛋白結合率は1μg/mLの濃度では8.1%、10μg/mLの濃度では11.2%であった(外国人データ)。
16.4 代謝
主として肝臓で代謝される。
尿中に排泄されたニトロ基を含む代謝物中、未変化のメトロニダゾール及びそのグルクロン酸抱合体が30~40%を占め、1‐(2‐ヒドロキシエチル)‐2‐ヒドロキシメチル‐5‐ニトロイミダゾール(ヒドロキシメトロニダゾール)及びそのグルクロン酸抱合体が主代謝物で40~50%を占めた(外国人データ)。
主代謝物であるヒドロキシメトロニダゾールへの代謝にはCYP2A6が関与している。
16.5 排泄
健康女性3例にメトロニダゾール内服錠250mgを単回経口投与したときの48時間までの尿中排泄率は、生物学的測定法では9.2%であった。
注)本剤の承認された用量の1回服用最小量は250mgである。

17.1 有効性及び安全性に関する試験
〈胃潰瘍・十二指腸潰瘍におけるヘリコバクター・ピロリ感染症〉
17.1.1 国内臨床成績
プロトンポンプインヒビター/アモキシシリン水和物/メトロニダゾール併用療法(PPI/AM療法)は承認の用法・用量(プロトンポンプインヒビター常用量+アモキシシリン水和物750mg+メトロニダゾール250mg1日2回、7日間)において、81.7~100%の除菌効果※が得られる治療法であることが報告されている。
※:評価基準等が異なる複数の臨床研究成績に基づき記載

18.1 作用機序
抗原虫及び抗菌作用
メトロニダゾールは原虫又は菌体内の酸化還元系によって還元を受け、ニトロソ化合物(R‐NO)に変化する。このR‐NOが抗原虫作用及び抗菌作用を示す。また、反応の途中で生成したヒドロキシラジカルがDNAを切断し、DNAらせん構造の不安定化を招く。
18.2 薬理作用
Trichomonas vaginalisに対し、抗原虫作用を示す。

一包可:不可
分割:不可
粉砕:不明
製造販売会社
シオノギファーマ
販売会社
塩野義製薬 

おくすりのQ&A

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