膵外分泌機能検査用PFD内服液500mg

販売名
膵外分泌機能検査用PFD内服液500mg
薬価
5%10mL1瓶 704.50円
製造メーカー
サンノーバ
添付文書情報2012年12月改定(第8版)
商品情報
薬効分類名
その他の機能検査用試薬
一般名
ベンチロミド液
- 禁忌
- 1.腎機能が高度に低下している患者[一定時間内の尿中排泄率で評価するため]。
2.急性膵炎の急性期[庇護療法が最優先され、本検査の対象でない]。
3.急性肝炎の急性期[庇護療法が最優先され、本検査の対象でない]。
- 効能・効果
- 膵外分泌機能検査。
- 用法・用量
- 早朝空腹時に採尿後1回1瓶を200mL以上の水とともに服用する。利尿をはかる目的で服用から約1時間後に最低約200mLの水を飲用させるが、それ以後については水分を自由にとらせてかまわない。検査開始より、3時間以上経過した場合の食事は自由にとらせて良い。尿は、服用から6時間までの全尿を採尿する(成績は服用後6時間までの総尿中のPABA排泄率(%)で表示する)。
- 重要な基本的注意
- 1.消化酵素含有製剤投与中、消炎酵素剤投与中、利胆剤投与中などの患者では、検査の目的に反するので検査前3日よりこれら薬剤の投与を行わない。
2.本剤はアルコールを含有するので、アルコールに過敏な体質の患者では、副作用症状が現れやすい。
- 副作用
- 総症例6,764例中、40例(0.59%)の副作用が報告されている(副作用発現頻度調査終了時)。
- 1.消化器:(0.1~5%未満)悪心、(0.1%未満)下痢、胃重感、腹痛、(頻度不明)嘔吐。
2.精神神経系:(0.1~5%未満)頭痛、(0.1%未満)ふらつき感。
3.過敏症:(頻度不明)発疹、そう痒感。
4.循環器:(0.1%未満)心悸亢進。
5.その他:(0.1~5%未満)顔面潮紅。
- 妊婦・産婦・授乳婦等への投与
- 妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には投与しないことが望ましい[妊娠中の投与に関する安全性は確立していない]。
- 適用上の注意
- 投与経路:本剤は内服剤なので、注射しない。
-
1.臨床効果
→図表を見る(PDF)
ベンチロミドは、よく知られた生体内物質の安息香酸、チロジン、パラアミノ安息香酸(PABA)から成る合成ペプタイドである。このペプタイドは、経口投与してもほとんど消化管から吸収されないが、膵酵素の一つであるα‐キモトリプシンによって容易にしかも特異的に加水分解をうけ、PABAを遊離する。PABAは小腸で吸収され、肝で抱合(主にグリシン抱合)をうけて腎より尿中に排泄される。膵疾患で外分泌能が障害されるとベンチロミドは十分に分解されず、PABA抱合物の尿中排泄が減少する。したがって一定量のベンチロミドを経口投与し、一定時間内の尿中PABA量を測定してその排泄率を求めれば、それはとりもなおさず膵外分泌機能を反映していることになり、膵外分泌機能の診断ができる。
- 一包可:
- 分割:
- 粉砕:
- 製造販売会社
- サンノーバ
- 販売会社
- エーザイ
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