アグサール

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効能・効果

歯科用小器具の消毒。

用法・用量

本剤を水で２倍に薄めた溶液に１０分間浸漬する。
高度に汚染された器具の厳密な消毒を行う場合は予め２％炭酸ナトリウム水溶液で洗い、その後本剤の２倍希釈液で１５分間煮沸する。

取扱い上の注意

１４．１．　薬剤調製時の注意１４．１．１．　本剤は常水で２倍希釈して使用すること。
１４．２．　薬剤使用時の注意１４．２．１．　眼に入らないように注意する（眼に入った場合は直ちに大量の水で洗い流し、医師の診察を受ける）。
１４．２．２．　血清、膿汁等の有機性物質は殺菌作用を減弱させるので、これらが付着している医療器具等に用いる場合は、十分に洗い落としてから使用すること。
１４．２．３．　石けん類は本剤の殺菌作用を弱めるので、石けん分を洗い落としてから使用すること。
１４．２．４．　合成ゴム製品、合成樹脂製品、光学器具、鏡器具等への使用は避けること。
１４．２．５．　歯科用小器具（金属製品）の材質及び表面の加工方法によっては、変色（発錆）する場合がまれにある。
２０．１．　本剤は光によって徐々に着色することがあるので、直射日光を避けて保存すること。
２０．２．　液温が２０℃以下では消毒力が低下するので冷所等には保存しないこと。

１７．３　その他
歯科用小器具（臨床使用のリーマー、レンツロ等）を対象として各種の条件について検討を行なった概要は次のとおりである。
１７．３．１　消毒力の変化
臨床治療に用いたリーマーを２倍希釈液に浸漬した結果、５０本程度までは消毒力にほとんど変化はみられなかったが、本数の増加に従って消毒力は低下した。
１７．３．２　消毒時間
感染根管治療に用いたリーマーを２倍希釈液に浸漬した結果、１分後にはすべて消毒された。（培地：チオグリコレート）
使用条件により異なるが、１０分間の浸漬で充分である。
１７．３．３　防錆力
鉄、鋼、ステンレス、銅、錫、ニッケル、クローム製品等のさびを防ぐ。当社試験室にて、レンツロ等小器具を検体として行なった実験では、本剤に３０日間浸漬しても、さびの発生は認められなかった。

１８．１　作用機序
芽胞のない細菌、真菌類に広く抗菌力を持ち、グラム陽性菌には陰性菌より低濃度で効果を示す。一方、結核菌及び大部分のウイルスに対する殺菌力は期待できない。
１８．２　石炭酸係数
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