診療点数・診療報酬・レセプト・処方箋・薬価・添付文書のことを調べるならしろぼんねっと

エクサシン注射液200

販売名
エクサシン注射液200
薬価
200mg2mL1管 515.00円
製造メーカー
旭化成ファーマ

添付文書情報2020年01月改定(第14版)

商品情報

薬効分類名
アミノ糖系抗生物質製剤
一般名
イセパマイシン硫酸塩注射液
禁忌
本剤の成分並びに他のアミノグリコシド系抗生物質及びバシトラシンに対し過敏症の既往歴のある患者。
効能・効果
敗血症、外傷・熱傷及び手術創等の二次感染、肺炎、慢性呼吸器病変の二次感染、膀胱炎、腎盂腎炎、腹膜炎。
用法・用量
イセパマイシン硫酸塩として1日400mg(力価)を1~2回に分け筋肉内注射又は点滴静注する。
点滴静注においては次のとおりとする。
1日1回投与の場合:1時間かけて注入する。
1日2回投与の場合:30分~1時間かけて注入する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
<用法・用量に関連する使用上の注意>
1.本剤の使用にあたっては、耐性菌の発現等を防ぐため、原則として感受性を確認し、疾病の治療上必要な最小限の期間の投与にとどめる。
2.腎障害のある患者には、投与量を減ずるか、投与間隔をあけて使用する。
慎重投与
1.腎障害のある患者[高い血中濃度が持続し、腎障害が悪化する恐れがあり、また、第8脳神経障害等の副作用が強く現れる恐れがある]。
2.肝障害のある患者[肝障害を悪化させる恐れがある]。
3.重症筋無力症の患者[神経筋遮断作用がある]。
4.高齢者。
5.経口摂取の不良な患者又は非経口栄養の患者、全身状態の悪い患者[ビタミンK欠乏症状が現れることがあるので観察を十分に行う]。
重要な基本的注意
1.本剤によるショック、アナフィラキシーの発生を確実に予知できる方法がないので、次の措置をとる。
1).事前に既往歴等について十分な問診を行う(なお、抗生物質等によるアレルギー歴は必ず確認する)。
2).投与に際しては、必ずショック等に対する救急処置のとれる準備をしておく。
3).投与開始から投与終了後まで、患者を安静の状態に保たせ、十分な観察を行い、特に、投与開始直後は注意深く観察する。
2.眩暈、耳鳴、難聴等の第8脳神経障害が現れることがあるので慎重に投与する(特に腎機能障害患者、高齢者、長期間投与患者及び大量投与患者等では血中濃度が高くなりやすく、聴力障害の危険性がより大きくなるので、聴力検査を実施することが望ましい)、アミノグリコシド系抗生物質の聴力障害は、高周波音に始まり低周波音へと波及するので、障害の早期発見のために、聴力検査の最高周波数である8kHzでの検査が有用である。
3.急性腎障害等の重篤な腎障害が現れることがあるので慎重に投与する。
相互作用
併用注意:1.腎障害を起こす恐れのある血液代用剤(デキストラン、ヒドロキシエチルデンプン等)[腎障害が発現・悪化することがあるので、併用は避けることが望ましく、腎障害が発生した場合には、投与を中止し、透析療法等適切な処置を行う(機序は明確ではないが、併用によりアミノグリコシド系抗生物質の血中濃度の上昇、近位尿細管上皮の空胞変性が生じるという報告がある)]。
2.ループ利尿剤(エタクリン酸、アゾセミド、フロセミド等)[腎障害及び聴器障害が発現・悪化する恐れがあるので、併用は避けることが望ましい(機序は明確ではないが、併用によりアミノグリコシド系抗生物質の血中濃度の上昇、腎への蓄積が起こるという報告がある)]。
3.腎毒性及び聴器毒性を有する薬剤(バンコマイシン塩酸塩、エンビオマイシン硫酸塩、白金含有抗悪性腫瘍剤(シスプラチン、カルボプラチン、ネダプラチン)等)[腎障害及び聴器障害が発現・悪化する恐れがあるので、併用は避けることが望ましい(両薬剤ともに腎毒性、聴器毒性を有するが相互作用の機序は不明)]。
4.麻酔剤、筋弛緩剤(ツボクラリン塩化物塩酸塩水和物、パンクロニウム臭化物、ベクロニウム臭化物、トルペリゾン塩酸塩、ボツリヌス毒素等)、筋弛緩作用を有する薬剤(コリスチンメタンスルホン酸ナトリウム等)[呼吸抑制が現れる恐れがあるので、呼吸抑制が現れた場合には、必要に応じ、コリンエステラーゼ阻害剤、カルシウム製剤の投与等の適切な処置を行う(両薬剤ともに神経筋遮断作用を有しており、併用によりその作用が増強される)]。
5.腎毒性を有する薬剤(シクロスポリン、タクロリムス水和物、アムホテリシンB、ホスカルネットナトリウム水和物、コリスチンメタンスルホン酸ナトリウム等)[腎障害が発現・悪化する恐れがある(両薬剤ともに腎毒性を有するが、相互作用の機序は不明)]。
副作用
副作用集計の対象となった15,059例中612例(4.06%)に臨床検査値の異常を含む副作用が認められている(再審査終了時)。
次の副作用はこれらの調査において認められたものか、あるいは、別途自発的に報告されたものである。
重大な副作用
1.重大な副作用
1).ショック(頻度不明):ショックを起こすことがあるので、観察を十分に行い、チアノーゼ、呼吸困難、胸内苦悶、血圧低下等の症状が現れた場合には、投与を中止し、適切な処置を行う。
2).急性腎障害(0.1%未満):急性腎障害等の重篤な腎障害が現れることがあるので、定期的に検査を行うなど観察を十分に行い、異常が認められた場合には、投与を中止し適切な処置を行う。
3).第8脳神経障害(0.1%未満):眩暈、耳鳴、難聴等の第8脳神経障害が現れることがあるので、観察を十分に行い、このような症状が現れた場合には投与を中止することが望ましいが、やむを得ず投与を続ける必要がある場合には慎重に投与する。
2.その他の副作用
1).過敏症:(頻度不明)蕁麻疹、(0.1~5%未満)発疹等、(0.1%未満)そう痒、発熱等[異常又は症状が現れた場合には、投与を中止する]。
2).腎臓:(0.1~5%未満)腎機能障害(BUN上昇・クレアチニン上昇、尿所見異常、乏尿等)[異常又は症状が現れた場合には、投与を中止する]、(0.1%未満)浮腫、血尿、カリウム異常等電解質異常。
3).肝臓:(0.1~5%未満)肝機能障害(AST上昇(GOT上昇)・ALT上昇(GPT上昇)・Al-P上昇・LDH上昇・血清ビリルビン上昇等)[異常又は症状が現れた場合には、投与を中止する]。
4).神経:(0.1%未満)四肢しびれ感等のしびれ感、脱力感[症状が現れた場合には、投与を中止することが望ましいが、やむを得ず投与を続ける必要がある場合には慎重に投与する]。
5).血液:(0.1~5%未満)貧血、白血球減少、血小板減少、好酸球増多、(0.1%未満)血小板増多。
6).消化器:(0.1%未満)下痢、悪心、嘔吐、食欲不振。
7).ビタミン欠乏症:(頻度不明)ビタミンK欠乏症状(低プロトロンビン血症、出血傾向等)、ビタミンB群欠乏症状(舌炎、口内炎、食欲不振、神経炎等)。
8).注射部位(筋肉内注射時):(頻度不明)発赤、潰瘍形成等、(0.1%未満)疼痛、硬結等。
9).その他:(0.1%未満)倦怠感、ほてり、頭痛、悪寒。
高齢者への投与
高齢者には、次の点に注意し、用量並びに投与間隔に留意するなど患者の状態を観察しながら慎重に投与する。
1.本剤は主として腎臓から排泄されるが、高齢者では腎機能が低下していることが多いため、高い血中濃度が持続する恐れがあり、第8脳神経障害、腎障害等の副作用が現れやすい。
2.高齢者では、ビタミンK欠乏による出血傾向が現れることがある。
妊婦・産婦・授乳婦等への投与
妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与する[新生児に第8脳神経障害が現れる恐れがあり、また、動物実験(モルモット)で新生仔外有毛細胞消失がみられたとの報告がある]。
小児等への投与
低出生体重児、新生児、乳児、幼児又は小児に対する安全性は確立していない[使用経験が少ない]。
適用上の注意
1.取扱い方法:アンプルカット時に異物の混入を避けるため、アンプルの首部の周りをエタノール綿等で清拭しカットする。
2.調製方法:1).点滴静注にあたって本剤の希釈には、通常「日局」生理食塩液、5%ブドウ糖注射液を用いるが、この他に現在までに配合変化がないことが確認されている補液は、「日局」リンゲル液、モリアミンS注、ポタコールR輸液、ハイカリック液-1号・2号、ラクテック注・G輸液等があり、これらのいずれも用いることができる。
2).アンピシリン、セフォチアム、セフロキシムと混合すると、両剤の反応によりアミドを形成し本剤の活性低下を起こすことがあるので、それぞれ別経路で投与する。
3).アスコルビン酸注射液と混合すると、本剤の活性低下を起こすことがあるので、それぞれ別経路で投与する。
3.点滴静注時:点滴静注の場合、急速に投与しない。
4.筋肉内注射時:筋肉内注射にあたっては、組織・神経等への影響を避けるため、次の点に注意する。
1).筋肉内注射時同一部位への反復注射はなるべく行わない。また、低出生体重児、新生児、乳児、幼児、小児には特に注意する。
2).筋肉内注射時神経走行部位を避けるよう注意する。なお、注射針を刺入したとき、神経にあたったと思われるような激痛を訴えた場合は、直ちに針を抜き、部位を変えて注射する。
3).筋肉内注射時、注射器の内筒を軽くひき、血液の逆流がないことを確かめて注射する。
4).筋肉内注射時、硬結を来すことがあるので、筋肉内注射直後は局所を十分にもむ。
その他の注意
クエン酸で抗凝固処理した血液を大量輸血された患者にアミノグリコシド系抗生物質を投与すると、投与経路にかかわらず、神経筋遮断症状、呼吸麻痺が現れることがある。

1.血中濃度
(1)健康成人に本剤200mg(力価)を筋肉内注射又は30分及び1時間点滴静注、400mg(力価)を筋肉内注射又は1時間点滴静注した時の血漿中濃度及び薬物速度論的パラメータを次表に示す。また、200mg(力価)投与では投与開始12時間後に0.3μg/mL以下、400mg(力価)投与では投与開始24時間後に平均0.39μg/mLに低下した。
→図表を見る(PDF)

(2)健康成人及び腎機能障害患者に本剤200mg(力価)を筋肉内注射した時の血清中濃度及び薬物速度論的パラメータを次表に示す。腎機能低下に伴いT1/2が延長し、Cmaxの上昇及びAUCの増加が認められた。
→図表を見る(PDF)

2.分布
(1)体液・組織内移行
1)喀痰中濃度
呼吸器感染症患者に400mg(力価)を筋肉内注射したとき、投与3~4時間後に2.19μg/mLの最高喀痰中濃度を示した。
2)腹水中濃度
胃癌、直腸癌及び胆石症の腹部手術施行患者に本剤200mg(力価)を1時間点滴静注したとき、投与開始2時間後に8.44μg/mLの最高腹水中濃度を示した。また、腹膜炎患者に本剤400mg(力価)を1時間点滴静注したとき、投与開始1及び2時間後共に15.25μg/mLの最高腹水中濃度を示した。
3)術創・熱傷患部滲出液中濃度
直腸及び乳房切断術施行患者に本剤200mg(力価)を筋肉内注射したとき、投与4時間後に7.8~8.0μg/mLの最高術後滲出液中濃度を示した。また、熱傷二次感染患者に本剤200mg(力価)を筋肉内注射したとき、投与2~4時間後に4.01μg/mLの最高熱傷潰瘍部滲出液中濃度を示した。
4)臍帯血清中・羊水中濃度
満期産妊婦に本剤200mg(力価)を筋肉内注射したとき、投与約1.5及び約5時間後に7.1μg/mLの最高臍帯血清中濃度を、投与約4時間後に3.5μg/mLの最高羊水中濃度を示した。
5)母乳中濃度
授乳婦に本剤200mg(力価)を筋肉内注射したとき、投与1~6時間の間でいずれも母乳中濃度は測定限界値0.156μg/mL以下であった。
(2)血漿蛋白結合
ヒト血漿蛋白結合率は、12.5~50μg/mLの濃度範囲で3.46~6.30%であった(in vitro)。
3.代謝
健康成人に本剤300mg(力価)を筋肉内注射したとき、尿中に抗菌活性代謝物は検出されなかった。
(参考)
ラットに14Cイセパマイシン硫酸塩を筋肉内注射したとき、尿中放射能の大部分は未変化体であり、本剤はほとんど代謝されないと考えられた。
4.排泄
本剤の主排泄経路は尿中排泄であった。健康成人に本剤200mg(力価)を筋肉内注射又は30分及び1時間点滴静注したとき、投与後12時間までに約80%が尿中に排泄された。また、本剤400mg(力価)を筋肉内注射又は1時間点滴静注したとき、投与後24時間までに約80%が尿中に排泄された。
5.腎機能障害患者への投与法
腎機能障害患者では、血中濃度の半減期が延長し、高い血中濃度が長時間持続して、第8脳神経障害又は腎障害があらわれるおそれがあるので、腎機能障害度に応じて、投与量及び投与間隔を調節すべきである。
(1)初回量、維持量ともに調節する方法
クレアチニンクリアランス(Ccr)を用い、添付文書の図又は式より求めた初回量及び維持量を投与する。
12時間及び24時間毎投与図

(2)投与間隔を調節する方法
200mg投与の場合は「血清クレアチニン値(mg/dL)×9」時間毎に投与する。
6.血中濃度モニタリング
アミノグリコシド系抗生物質による副作用発現の危険性は、一過性であっても異常に高い最高血中濃度(ピーク値)が繰り返されるほど大きくなり、また、異常に高い最低血中濃度(次回投与直前値)が繰り返されるほど大きくなるといわれている。本剤の場合は、最高血中濃度(A、A’)が35μg/mL以上、最低血中濃度(B、B’)が10μg/mL以上が繰り返されると第8脳神経障害や腎機能障害発生の危険性が大きくなると考えられている。腎機能障害患者、新生児、低出生体重児、高齢者及び大量投与患者等では血中濃度が高くなりやすいので、初回投与時において、また長期間投与患者においても適当な間隔で最高血中濃度(A、A’)と最低血中濃度(B、B’)を測定し、異常な高値を示す場合には、次回投与より投与量や投与間隔を調整することが望ましい。例えば、異常に高い最高血中濃度が繰り返されている場合は投与量を減量し、異常に高い最低血中濃度が繰り返されている場合は投与間隔を延長するなど調整を行う。

呼吸器感染症(肺炎、慢性呼吸器感染症)及び複雑性尿路感染症を対象とした二重盲検比較試験において、本剤200mg(力価)を1日2回筋肉内注射したときの有効率はそれぞれ67.3%(66/98)及び62.7%(74/118)であった。また、複雑性尿路感染症を対象とした封筒法による比較試験において、本剤400mg(力価)を1日1回又は2分割筋肉内注射したときの総合臨床効果は、群間に有意差を認めなかった。
なお、承認適応疾患を対象とした1,114例の一般臨床試験の概要は次のとおりである。
1.敗血症:敗血症、菌血症及び敗血症疑いと診断された症例の有効率は66.7%(12/18)であり、このうち大腸菌、クレブシエラ属等の起炎菌が検出されたものの有効率は60.0%(6/10)であった。
2.外傷・熱傷及び手術創等の表在性二次感染:大腸菌、緑膿菌等による外傷・熱傷及び手術創等の表在性二次感染に対する有効率は84.6%(66/78)であった。
3.呼吸器感染症:緑膿菌、クレブシエラ属、大腸菌等による慢性気管支炎には54.9%(39/71)、気管支拡張症(感染時)には62.5%(20/32)、肺炎には77.0%(144/187)の有効率を示した。
4.尿路感染症:緑膿菌、大腸菌、セラチア属、プロテウス属等による腎盂腎炎には70.9%(134/189)、膀胱炎には64.0%(301/470)の有効率を示した。
5.腹膜炎:大腸菌、緑膿菌、クレブシエラ属等による腹膜炎に対する有効率は88.4%(61/69)であった。

1.抗菌作用
本剤は、細菌の蛋白合成を阻害することにより抗菌作用を示し、その作用は殺菌的であり、臨床分離株の大腸菌、シトロバクター属、クレブシエラ属、エンテロバクター属、セラチア属、プロテウス属、モルガネラ・モルガニー、プロビデンシア属、緑膿菌に強い抗菌作用を示す(in vitro)。
2.不活化酵素に対する安定性
アミノグリコシド系抗生物質を不活化する種々の酵素に対して安定であり、同系薬剤との交叉耐性が少ない(in vitro)。

製造販売会社
旭化成ファーマ
販売会社
 

おくすりのQ&A

解決済回答1

モーラステープについて

いつもお世話になっております。...

薬価・添付文書 

受付中回答1

変更調剤について

初歩的な内容となり申し訳ごさいません。
外用薬での変更調剤について教えていただきたいです。
外用薬でも
後発→後発別メーカー
へ変更可能でしたか?...

薬価・添付文書 

受付中回答4

ヒルドイドソフト軟膏について

「手術創部ケロイド予防のため使用」とコメントで査定されると思いますか?
意見をいただきたいです。おねがいします

薬価・添付文書 製品

受付中回答1

サルプレップ

サルプレップの適応が「大腸内視鏡検査時の前処置における腸管内容物の排除」なっておりますが、本剤使用しての検査中に偶発的にポリープ等発見し、その切除等の手術...

薬価・添付文書 製品

受付中回答0

サルプレップ

サルプレップの適応が「大腸内視鏡検査時の前処置における腸管内容物の排除」なっておりますが、本剤使用しての検査中に偶発的にポリープ等発見し、その切除等の手術...

薬価・添付文書 製品

わからないことがあったら、
気軽にすぐ質問しよう!

質問する

このコミュニティは、各種法令・通達が実務の現場で実際にはどう運用されているのか情報共有に使われることもあります。解釈に幅があるものや、関係機関や担当者によって対応が異なる可能性のあることを、唯一の正解であるかのように断言するのはお控えください。「しろぼんねっと」編集部は、投稿者の了承を得ることなく回答や質問を削除する場合があります。