耳垢水処方時の両耳処置について
耳垢水処方時の両耳処置について
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当クリニックでは、
病名:左耳垢栓塞
①処置選択 右耳垢塞栓除去(複雑)(右)
②右耳垢栓塞の病名を治癒 にする
③処置選択 左耳処置
の手順で初診を終えてます。
また、再診ではどの手順になるのかも教えてください。
宜しくお願いいたします。
回答
これまで耳垢栓塞の病名で耳垢栓塞を除去するまでの過程で耳処置を算定していて、審査は問題なかったのでしょうか? もし審査からの返戻(原則算定不可なので返戻にはならないと思うけど)か査定があった場合には、上記の説明をしてドクターにご理解いただけばと思います。貴院の地域の審査でこの条件での耳処置が認められているのなら、そのまま様子をみることでもよいかもしれません。
ご返信ありがとうございます。返戻を見直してみます、ご指導頂き感謝申し上げます。あなた様のご回答で、明日から職場に向かう勇気がもてました。スタッフは全員バラバラな方法で入力に統一性がなく、パワハラを受けているかのように私には正しい方法を教えて貰えず、日々困っておりましたので。ありがとうございました!
ご質問文では、病名が左耳垢栓塞と記載されていますが、②で「右耳垢栓塞の病名を治癒にする」とありますので、病名:左耳垢栓塞 右耳垢栓塞 ではないでしょうか?
その上で、左耳垢栓塞の病名では③の左耳処置の算定はできないと思います。左耳に関しては次回以降の受診時に耳垢栓塞を完全に除去した段階で左耳垢栓塞除去が算定されます。それまでは少しづつ耳垢を除去していても耳処置の算定は不可であると思います。
なお、「右耳は問題なく耳垢除去できました。」の文面から簡単に除去できる耳垢は基本診療料に含まれるという取扱いです。点数表には耳処置の注2に「点耳又は簡単な耳垢栓塞除去については、第1章基本診療料に含まれ、別に算定できない。」とあります。耳垢栓塞の「通知(1) 耳垢水等を用いなければ除去できない耳垢栓塞を、完全に除去した場合に算定する。」とありますが、「耳垢水等を」とあることから必ずしも耳垢水を使う必要はないと思われます。この辺は医師の判断になろうかと思われます。
まとめると、病名:左耳垢栓塞 右耳垢栓塞
①処置選択 右耳垢栓塞除去(複雑)(医師の判断によりますが)
②右耳垢栓塞の病名を治癒にする
以上が初診時の処置と病名の転帰です。
再診では、左耳垢栓塞が完全に除去された時点で、左耳垢栓塞除去(複雑)を算定して、左耳垢栓塞の病名を治癒にする。
大変わかりやすく、勉強になりました。ありがとうございます、また宜しくお願いいたします。
追伸
病名は、なぜ左耳垢栓塞と右耳垢栓塞の2つが必要なのでしょうか。
右耳垢栓塞除去(複雑)を算定していますし、右耳垢栓塞の病名を治癒にしているので、右耳垢栓塞の病名は必要だと思います。
なお、両耳垢栓塞とすると治癒転帰日がずれるので、やはり左右別々に病名が必要だと思います。
詳しくご説明いただきありがとうございます。もし、初診で両耳ともに耳垢が多く耳垢水処方となれば、病名は両耳垢栓塞となり、継続扱いで再診時に治癒の流れであってますでしょうか。
はい。両側とも同じ日の再診時に除去が完了すればその流れになります。
ただし、耳垢栓塞除去(複雑なもの)は1 片側100点 2 両側180点 という点数設定なので、元のご質問文の場合には100点×2で200点ですが、最後のご質問の場合では両側180点となります。これは点数設定の問題で仕方ありません。
上記内容、承知いたしました。
ちなみに③の除去できなかった側の耳処置を含め、両耳ともに処置を取るといった方法を当クリニックのドクターから直々に指導されるのですが、どうしたものかと…悩ましいです。
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