歯肉膿瘍切開時のレーザー使用について
歯肉膿瘍切開時のレーザー使用について
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質問なのですが、メスで無くレーザーで口腔内消炎手術(膿瘍切開)を施術しても保険適用として180点の算定でよろしいのでしょうか?
麻酔や投薬も必要無い事がほとんどで、切開のみ算定されています。
保険でレーザー加算が算定出来る処置や手術は指定されているので、この場合は自費請求になる
のでは?と考えましたが。。資料も見つけられず、なにとぞご教授をお願いいたします。
回答
膿瘍切開においてその方法は告示や留意事項通知等で示されておらず、必ずしもメスを使用しなければならないとは記載されていません。
しかしながら、教科書的には膿瘍に対する切開は一定期間継続的に排膿させるべきものですので、単にその時だけ排膿させたら終わりではないと考えられています。短針で刺しても排膿しますし、レーザーでも排膿させることは可能と思われますが、すぐに閉鎖してしまう程度では教科書的な膿瘍切開と果たして言えるのか疑義が生じます。単なる消炎処置で基本診療料に含まれると解釈する指導医療官もおられます。
私自身が古い歯科医師なのかもしれませんが、私が膿瘍切開を行う場合には1〜2日程度は切開部が閉鎖しないよう、メスを使って一定の深さと長さの切開線を入れるよう心がけていますし、若い勤務歯科医師にはそのように伝えています。
保険請求できず自費になるとしても、歯科医学的妥当性のある適切な自費診療を行なっていただき、歯科治療への国民の信頼を損ねないようお願いいたします。
ありがとうございました!
いつも勉強させて頂いております。
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