フェリチン半定量について
フェリチン半定量について
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当院初診時に血算、Fe、TIBC、CRPなどの他にフェリチンを測定しています。
病名には「貧血の疑い」「膠原病の疑い」などがついています。
「鉄欠乏性貧血」ありませんが、フェリチンが査定されてしましました。
この場合は測定できないのでしょうか?
どのような場合にフェリチンを初診で測定できるかも教えて頂ければ幸いです。
回答
某医師会の資料には、「フェリチンは鉄欠乏性貧血疑で算定可。鉄材投与中は3か月に1回程度算定可。輸血後鉄過剰症で治療中は連月可」と記載があります。
今回はただ単純に、「鉄欠乏性貧血又は疑い」の病名漏れの査定のようにもみえます。
また、ちょうど先月国保からのフェリチン・ビタミンB12・葉酸等について連絡があり、「末梢血液一般等で小球性低色素性貧血と大球性正色素性貧血の診断を行ったうえで、症例を選んで選定されますようご検討下さい」とのことでした。
フェリチンの算定だけで面倒かもしれませんが、健診結果の採血から鉄欠乏性貧血を疑い実施されたかと思いますので、初診から実施する場合は、「鉄欠乏性貧血又は疑いの病名」
と「レセプト上は見えない、健診の採血結果について載せる」を行いますと、査定されずに測定できるかもしれません。
詳細な回答をありがとうございました。
鉄欠乏性貧血の病名は必須ですね。
さらに初診の場合は十分注意したいと思います。
医者に説法になり申し訳ございません。
貧血精査のためにスクリーニングをされたようですが、保険診療においては段階的に精査をおこなうことが基本となりますので、TIBCで貧血原因をみて、フェリチンで鉄貯蔵量をみていらしゃると思います。
検査意義で見ると、フェリチンは鉄欠乏性貧血の鑑別診断に用いると思うので、傷病名が不足、または貧血精査のために多項目の検査を必要とした医学的理由を付しておく必要があると考えます。
まだ若輩者で、恐縮です。
健診の結果があっても、初診ではフェリチンの検査は厳しいですね。しかも、鉄欠乏性貧血がついていないと全くだめのようですね。
ありがとうございました。
審査情報提供事例について(国民健康保険中央会)には、フェリチンの取り扱いとして原則として、鉄欠乏性貧血の疑い病名に対するD007の26フェリチン半定量又はフェリチン定量の算定は認められる。とありますので、適応があれば原則認められるかと思います。
ただ初診となりますと、まず単なる貧血であれば他検査で判別可能かと考えますので過剰であると判断されたのではと私案します。初診時においてフェリチンを施行しなければならない医学的根拠が必要かと考えます。
いずれにしても初診でフェリチンを測定するのは過剰でした。
鉄欠乏性貧血の病名は必須で、フェリチンについては二回目以降の検査で確認するのが望ましいですね。
ありがとうございまいた。
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