お昼に、朝食後・夕食後内服の投薬を行った場合の算定について
お昼に、朝食後・夕食後内服の投薬を行った場合の算定について
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入院患者の内服について相談です。
例えば6/23のお昼に診察をし、「朝食後2錠・夕食後2錠」×7日分というオーダーがなされたとします。このとき当院の医事システム(HOPE)には6/23~29の7日間に、4錠のフラグが毎日立つ仕様となっています。
ただ、本当であれば6/23は夕食後の2錠しか内服していないので、6/23は2錠、6/24~29は4錠、6/30は2錠として算定すべきと考えています。
みなさまの機関では、どのように算定していますでしょうか。
たまに内服開始日に+αの処方が出ていて、そのオーダーを詳しく見ると+α分だけは当日の朝分としてオーダーされることがあります。そういうときは気づきやすいのですが、なかなか気づくことができません。
最後に、今月末で医事課から別部署に異動することになりました。いままで私の質問に答えてくださった皆様、本当にありがとうございました。とても勉強になりました。
この場をお借りして感謝申し上げます。
回答
医事会計システムが富士通HOPEということなので、電子カルテシステムは富士通GX、HX、LX、MX、HCC、HCCⅡの何れかだと思います。
標準設定の選択可能服用開始区分は臨時処方=服用開始日+朝昼夕の何れか、定期処方=服用開始日のみ(=服用開始は朝)となっていると思います。
入院日6/23の処方は臨時処方でオーダしますが、ここで「朝食後2錠・夕食後2錠」×7日分とオーダしてしまうのがそもそも誤りです。
推奨されるオーダは
6/23 臨時処方 薬剤A 2錠
夕食後 1日分(服用開始6/23夕)・・・※
臨時処方 薬剤A 4錠
朝夕食後 6日分(服用開始6/24朝)
6/30 定期処方 薬剤A 4錠
朝夕食後 7日分(服用開始6/30)
になります。
事務員さんの回答に「薬剤科で修正し、6/23:2Tのオーダーが再度される」というのは、医師が「朝食後2錠・夕食後2錠」×7日分とオーダしたしまったものを、上記※に相当する操作を薬剤科が行っているのだと思います。
これであれば、医事会計連携が実態通りになり、薬歴も正しくなります。
臨時処方と定期処方の選択可能服用開始区分が同じではありませんので、必ず臨時処方で調整しながらオーダしないと、会計だけでなく指示にもズレが生じてきます。導入SEがこのような仕組みを理解していない、導入SEや薬剤部が医師にきちんと説明できない、医師が聞く耳を持たないなど様々な要因で発生しうる問題ですが、導入時のWGで十分検討しておいて、決められた運用は職員全員が遵守する必要があります。
なお、ご質問にあるように入院が午後からで入院日の処方を朝からの1日分(4錠)で入力していてもレセプト請求で指摘されることは経験上1度もありません。本件を読まれた方の中には心配された方もいるかもしれませんが、特に審査側から指摘がなければそこまでする必要はないと思います。
ありがとうございます。
そもそものオーダー方法がよろしくないとのこと、恥ずかしながら考えもしませんでした。
いままで慣れてきた文化を変えていくのはなかなか大変ですが、まさにちょうど電子カルテが変わるので、この機会に色々な体制を見直していきたいと思います。
本当であれば6/23は夕食後の2錠しか内服していないので、6/23は2錠、6/24~29は4錠、6/30は2錠として算定すべきと考えています。
→事実に即した算定をすべきですので、おっしゃる通りかと思います(6/30については、オーダーは7日分なので、合計だけでみると2Tになるとは思いますが、実際の服用に即した算定となるかと思います。)。
当院ですと、ご質問にあります6/23~29の7日間に、4錠のフラグが毎日立つ仕様となっていたとしても薬剤科で修正し、6/23:2Tのオーダーが再度される形となります(6/30からの処方については新たにオーダーされる形となります。)。
ありがとうございます。
やはり実際の服用状況で算定すべきですよね。
薬剤科の協力体制、すばらしいです。
当院としてもどう対応していくか、参考にさせていただきます。
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