緊急時ブラッドアクセス挿入後の点滴手技について
緊急時ブラッドアクセス挿入後の点滴手技について
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回答
透析医療機関で医療事務をしております。
透析回路とは別に行っている旨の記載をしてレセプト提出しております。
過去に記載漏れで査定されたこともあります。
ご質問に「その回路からHDとは別に静注を継続している際」とありますが、「その回路」とは「緊急時ブラッドアクセスカテーテル」のことですよね?
緊急時ブラッドアクセスカテーテルは「特定保険医療材料の定義について(通知)」(https://www.mhlw.go.jp/content/12404000/000907881.pdf)によると42ページ「042 緊急時ブラッドアクセス用留置カテーテル」にて
②人工腎臓(血液透析、血液濾過、血液透析濾過等)の実施を目的に血管内に留置して送脱血を行うために使用するカテーテルであること。
と定義されています。
緊急時ブラッドアクセスカテーテルは人工腎臓に使用しますから、「その回路(緊急時ブラッドアクセスカテーテル)からHDとは別に静注を継続している際」と言われても、HD(人工腎臓)は緊急時ブラッドアクセスカテーテルを介して行われているのですから、「別に静注」にはならず透析回路を介しての静注となり手技料は算定できないと思います。
実際にはどのような回路でHDと「別に静注」が行われているのでしょうか?
緊急時ブラッドアクセスカテーテル設置は、中心静脈用カテーテル挿入で算定し、当日の注射の手技料は、中心静脈注射で算定します。
カルテ記載にFDL又はFQLと記載されていると思われます。
カテーテル抜去同日まで、手技料の算定が可能と思われます。
ご参考まで。
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