慢性心不全とは・・・

受付中回答4

SWFHPT さん理学療法士

投稿日：2024/03/19

心大血管疾患リハビリテーション算定料の対象患者で
＊慢性心不全、末梢動脈閉塞性疾患その他の慢性の心大血管の疾患により、一定程度以上の呼吸循環機能の低下及び日常生活能力の低下を来している患者とは以下のいずれかに該当するものをいう。（イ）慢性心不全であって、左室駆出率40%以下、最高酸素摂取量が基準値80%以下、脳性Na利尿ペプチド（BNP）が80pg/mL以上の状態のもの又は脳性Na利尿ペプチド前駆体N端フラグメント（NT-proBNP）が400pg/mL以上の状態のものとありますが慢性心不全とはとは何をもって慢性心不全と指すのでしょうか。左室駆出率40%以下、最高酸素摂取量が基準値80%以下、脳性Na利尿ペプチド（BNP）が80pg/mL以上の状態のもの又は脳性Na利尿ペプチド前駆体N端フラグメント（NT-proBNP）をという算定順に満たさなくても心不全状態の方はいるので、医師が慢性心不全とすれば病態的には慢性心不全と考えていいのでしょうか。ややこしくてすみません。そうすればCPXで最高酸素摂取量を確認すれば心大血管で算定できると思いまして。

医科診療報酬　リハビリテーション

回答

回答者：

ひできさん医療事務（医事以外）

投稿日：2024/03/19 6:36

算定要件を満たす状態により、医師がリハビリテーションを必要と認め、関係職種が共同してリハビリテーション計画を作成すれば、保険給付されます。

SWFHPT さんからのコメント

EFとBNPがひっかからなくても心不全とそもそも言っていいのでしょうか？臨床的には要件を満たさない心不全は大勢おります。診療報酬のいう心不全はそもそもEF、BNPがひっかかる者を言うのか、引っ掛からなくても心不全の状態にある者ならば心不全といっていいのでしょうか。分かりにくくてすみません。

投稿日：2024/03/19 9:21

事務方に、点数表を見せてもらい、以下を確認してきこださい。対象患者の基準です。
よって、根拠となる検査と、その所見をもとに、算定要件を満たせば保険給付されます。

(イ) 慢性心不全であって、左室駆出率40％以下、最高酸素摂取量が基準値80％以下、脳性Ｎａ利尿ペプチド（ＢＮＰ）が 80pg/mL 以上の状態のもの又は脳性Ｎａ利尿ペプチド前駆体Ｎ端フラグメント（ＮＴ－proＢＮＰ）が400pg/mL以上の状態のもの

SWFHPT さんからのコメント

ありがとうございます。

回答者：

かっちゃんさん医療事務（医事）

投稿日：2024/03/19 9:20

　日本循環器学会「急性･慢性心不全診療ガイドライン」では慢性心不全を「慢性の心ポンプ失調により肺および/または体静脈系のうっ血や組織の低灌流が継続し、日常生活に支障をきたしている病態」と定義しており、医師がこの状態と診断すれば慢性心不全となります。

　慢性心不全の中でもＨ０００心大血管疾患リハビリテーション料の対象となる患者は特掲診療料の施設基準等別表第九の四の２にて

２　慢性心不全、末梢動脈閉塞性疾患その他の慢性の心大血管疾患により、一定程度以上の呼吸循環機能の低下及び日常生活能力の低下を来している患者

と示されており、上記「別表第九の四の２」に該当する状態をＨ０００心大血管疾患リハビリテーション料の通知（2）の「イの（イ）」にて、慢性心不全については

・左室駆出率40％以下、最高酸素摂取量が基準値80％以下、脳性Ｎａ利尿ペプチド（ＢＮＰ）が 80pg/mL 以上の状態のもの
・脳性Ｎａ利尿ペプチド前駆体Ｎ端フラグメント（ＮＴ－proＢＮＰ）が400pg/mL以上の状態のもの

のどちらかに該当していることと定めていると解されますます。

SWFHPT さんからのコメント

ありがとうございます！
ということは医師が慢性心不全と判断すれば、心不全ではあるということで大丈夫ですね。これにEFやBNP、酸素摂取量がひっかかれば心リハで算定可能、引っかからなければ他の疾患リハで算定になる。

投稿日：2024/03/19 12:56

〉引っかからなければ他の疾患リハで算定になる。
→この発言ですと実際に行っているのは慢性心不全に対するリハビリだが、心大血管疾患リハビリテーション料の算定要件を満たしていないため、他の疾患別リハビリテーション料の対象となる疾患に罹患していると装って他の疾患別リハビリテーション料を算定するかのように感じられてしまいます。
　他の疾患別リハビリテーション料の対象となる疾患を現に有しているならば、その疾患別リハビリテーション料は算定可能です。