オーグメンチンについて
回答
処方可能ですが、オーグメンチンの適応症が次のとおりです。〈適応症〉
表在性皮膚感染症、深在性皮膚感染症、リンパ管・リンパ節炎、慢性膿皮症、咽頭・喉頭炎、扁桃炎、急性気管支炎、慢性呼吸器病変の二次感染、膀胱炎、腎盂腎炎、淋菌感染症、子宮内感染、子宮付属器炎、中耳炎
したがって、上記のいずれかの傷病名にて処方可能で、P急発病名では不可ということになります。
勉強になりました。ありがとうございます
オーグメンチンそのものには歯科適応ありませんが、その主成分であるサワシリン(アモキシシリン)には適応があります。
当該複合薬はサワシリンが主体ですが、クラブラン酸カリウムによるβ-ラクマーゼを阻害作用でサワシリンの効能を補助・強化する臣薬としての働きがあり、その結果、サワシリンの用量を不必要に増やす必要がなくなり副作用軽減の恩恵もあります。
口腔外科領域などでサワシリンを高用量で処方したいが副作用が懸念される場合に、オーグメンチンと併用するいわゆる「オグサワ」処方が有名ですが、こうした作用機序をご理解いただいた上で、摘要欄にその旨をご記載いただければ、当地区においてはオーグメンチンの処方を歯科でもお認めしています。
ペリオさんさんがP急発に対して、サワシリン単体ではなくオーグメンチンを必要としたやむを得ない理由があれば、可能ではないかと思われますが、最終的にはご所属の地区にお問い合わせください。
勉強になりました。ありがとうございます
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