オフサグリーンについて
オフサグリーンについて
- 受付中回答2
眼科(白内障)の手術時に、使用したオフサグリーン(インドシアニングリーン)ですがコメント表記しているのですが査定されてきます。手術時に使用する場合は、消毒薬と同様に手術料に含まれるのでしょうか?
回答
算定自体には問題ないと考えます。
白内障は水晶体嚢の中の蛋白質が濁ることによって発症すると言われ近年行われている白内障手術では、水晶体嚢の前面(前嚢)を円形に切開し、眼内レンズを挿入するのが一般的と思われます。手術中の使用となると切開部分を明瞭にするために使用するのではと私案します(医学的範疇ですので間違っていましたら申し訳ないです。)。
ですので、オフサグリーンの適応が、網脈絡膜血管の造影であり、使用に対して適応ではないと判断されて査定となっているのではないでしょうか。審査側にご確認いただき、再審査請求をしてみてはどうでしょうか。
>コメント表記しているのですが査定されてきます。
どのようなコメントを付記しているのかお書きいただかないと良し悪しの判断が付きません。また、コメントによって請求が認められるケースならばコメント内容が悪いと考えられます。
なお、オフサグリーン静注用25mgの適用は「網脈絡膜血管の造影」ですが、社会保険診療報酬支払基金の審査情報提供事例「274 インドシアニングリーン(形成外科2)」により、
原則として、「インドシアニングリーン【注射薬】」を「リンパ管静脈吻合術時のリンパ管検索」に対し「手足の皮内・皮下注射として使用」した場合、当該使用事例を審査上認める。
とはありますが、白内障手術への使用例は認めらていません。
また、成熟白内障手術におけるインドシアニングリーン前嚢染色の有用性に関する学会発表や文献はありますが、インドシアニングリーン溶液に光を当てると活性酸素が発生することにより、網膜色素上皮細胞などが障害を受けることや、網膜色素上皮細胞の消失などの細胞毒性が報告されており、現在は「ブリリアントブルー」を使用する事例の報告が多くなっています。なお、「ブリリアントブルー」は薬価基準未収載のため算定できません。
いくら学会等で有用性が認められていても、すべてが保険適用となる訳ではありませんので、ご注意ください。
すべての方が気持ちよくご利用になれるよう、第三者に不快感を与える行為(誹謗中傷、暴言、宣伝行為など)、回答の強要、個人情報の公開(ご自身の情報であっても公開することはご遠慮ください)、特定ユーザーとの個人的なやり取りはやめましょう。これらの行為が見つかった場合は、投稿者の了承を得ることなく投稿を削除する場合があります。
関連する質問
腰椎の手術で、「椎弓形成術K142-5」と「後側方固定術K142-2」を同時に行った場合の請求について教えて下さい。複数椎間の手術をした場合です。...
わからないことがあったら、
気軽にすぐ質問しよう!
このコミュニティは、各種法令・通達が実務の現場で実際にはどう運用されているのか情報共有に使われることもあります。解釈に幅があるものや、関係機関や担当者によって対応が異なる可能性のあることを、唯一の正解であるかのように断言するのはお控えください。「しろぼんねっと」編集部は、投稿者の了承を得ることなく回答や質問を削除する場合があります。