A246入退院支援加算の「退院支援計画書」のサインについて
A246入退院支援加算の「退院支援計画書」のサインについて
- 解決済回答2
退院支援計画については、「文書で患者又はご家族に説明を行い、交付するとともに…」とありますが、患者さんは認知症で理解できず、ご家族は遠方で来院できない場合、電話でご家族に説明はできますが、サインは頂くことができません。その旨、記録を残すことでサインを当院の看護師が代筆することで、算定は可能でしょうか?
また、ご家族もなく、身寄りが無い場合は施設等との連携のみで、算定は可能でしょうか?
今般、身寄りが無い、ご家族が来院されない患者さんが増えており、対応に難渋しております。
ご教示頂けると幸いです。
回答
家族構成の複雑化や独居者の増加により、どこかにしわ寄せが来るのは仕方ありませんが、医療機関への救済制度や手続きの簡略化などが求められています。これはグチです。
ご質問は二つですね。
一つめの署名の件です。ここは運用になると思うのですが、全員が来院して署名を受けることは不可能なので、お見込みのとおりでよろしいかと存じますが、署名いただける方がいるのであれば、郵送の上、署名・返送いただくことも考えられます。
二つめの身寄りがない方の件です。
これは厚生局の判断になろうかと存じますので、一度、厚生局に照会なさるといいと思います。
なお余談ですが、独居者などで財産管理等を含めた管理のため、成年後見制度を活用することも考慮した方がよろしいかと存じます。詳しくは地域包括支援センターにお尋ねください。
お忙しい中、早速のご回答をいただき、ありがとうございました。
やはり、郵送して、署名・返送をしていただくのが、最も適切な方法ですね。
当院でもきちんと対応できるよう、運用を構築したいと思います。
リハビリテーション総合実施計画書へのサインでも同様の問題がありますね。
当院では代筆の場合には、カルテに代筆となった理由•経緯、電話確認と代筆の日時、代筆した計画書を郵送したことを記載することをルール化してます。
ひできさんの仰る通り簡略化されないかなと思います。でも、患者家族への交付まではなくならないでしょうね。交付するための郵送、faxは誤送付がないようダブルチェックをしていて結構気を使うので無くなって欲しいと思います。
お忙しい中、早速のご回答をいただき、ありがとうございました。
本日出た、中医協の個別改定項目を見たところ、リハビリ実施計画書等は署名を求めなくても良いケースもできたようです。ただし、ご推察のとおり、交付は必要とのことです。
貴院はきちんとした運用をとられているので、当院も見習って、きちんとした対応ができるようにしたいと思います。
関連する質問
いつも、しろぼんねっとで勉強させていただいています。
療養病棟入院基本料1・2の施設基準、医療区分の割合について質問させてください。
今回の改定では...
届出が必要であったときは下記記載が必要でしたが、現在の医科点数表及び留意事項又は施設基準では触れられていなくともやはり下記診療科の標榜は必要なのでしょうか...
令和6年改定の「救急医療管理加算2」の疑義解釈(その2)の内容について
疑義解釈(その2)の問13に記載のある「令和6年6月から同年11月末までにおける「直近6カ月間」の考え方としては、令和6年6月からその時点までの期間を指す...
わからないことがあったら、
気軽にすぐ質問しよう!
このコミュニティは、各種法令・通達が実務の現場で実際にはどう運用されているのか情報共有に使われることもあります。解釈に幅があるものや、関係機関や担当者によって対応が異なる可能性のあることを、唯一の正解であるかのように断言するのはお控えください。「しろぼんねっと」編集部は、投稿者の了承を得ることなく回答や質問を削除する場合があります。