インプラント周囲骨折について
インプラント周囲骨折について
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以前に当院で右大腿骨頸部骨折に対して人工骨頭挿入術を施行。その後、右膝を打撲し精査したところ右大腿骨顆上骨折と診断され手術を要するため入院となりました。
今回、その手術を行ったのですが、術式が観血的整復固定術(インプラント周囲骨折に対するもの)1.大腿での算定を医師のオーダーにて医事に会計コストが入力されています。
そこで質問なのですが、簡単な言い方過ぎるかもしれませんが、大腿骨頸部骨折でBHPを行いそこから離れた位置にある大腿骨顆上骨折(膝のあたり)の術式が上記の手術でいいのでしょうか?私的には骨折観血的手術(大腿)かと思ってました。
長文になってしまい申し訳ありません。よろしくお願い致します。
回答
お話の内容からおそらくVancouver(バンクーバー)分類type Cの症例ではないかと思います。人工股関節置換術後ステム周囲骨折の分類は、
type A 転子部
type B1 ステム周囲 人工関節が安定
type B2 ステム周囲 人工関節が不安定
type B3 ステム周囲 骨質が不良で骨片が粉砕している
type C ステムよりも遠位
に分類され 顆上骨折はtype Cに該当、通常の骨折治療と異なり、インプラントの遠位にオーバーラップさせる長さまでプレートが必要となるため、病名分類上も手術内容からもインプラント周囲骨折で算定可能です。
詳細にありがとうございます。とても勉強になりました。上記のことを踏まえ医師に再確認してみようと思います。
ご質問文のみでは判断できませんが、人工骨頭挿入術の際に使用したインプラントの端の部分(骨幹部になりますでしょうか)で右膝を打撲をしたことにより右大腿骨顆上骨折を引き起こしたとなれば、医師のオーダー通りになるのではないかと私案します。
医師にご確認いただければと思います。
ありがとうございます。医師に確認してみます。
何故骨折観血的手術よりも点数が高いのか?と考えるべきだと思います。インプラント周囲骨折の場合は以前のインプラントが邪魔をしたり、一度抜釘して再手術を施行する必要があるなど、手間がかかることが予想されます。その手間に係る手技料がK046-2とK046若しくはK073の違いではないでしょうか?
明確な規定がないですが、大腿骨顆上骨折の骨折線が以前挿入したステムに届いているか否かが、算定できるかどうかの判断材料となるのではないでしょうか?
ご回答ありがとうございます。医師に再度確認してみます
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