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真皮縫合加算の部位(眼瞼や手掌)について

真皮縫合加算の部位(眼瞼や手掌)について

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真皮縫合加算について、2020年4月版までの「診療点数早見表」には、「(編注)」として、「眼瞼や手掌については真皮が存在しないため,真皮縫合は行われない」と記載があり、眼瞼や手掌の真皮縫合加算の算定は不可であると理解してきました。

しかしながら「2021年増補版 診療点数早見表」からは、この編注の文章そのものが削除されています。これは裏を返すと、眼瞼や手掌の真皮縫合加算の算定が可能となったことを意味するのでしょうか。この件に関して通知などあればご教示いただけますでしょうか。よろしくお願いいたします。

回答

ベストアンサー

 貴重な情報ありがとうございます。医学通信社の解釈が変わったということですね。しかし、ネット上では眼瞼は真皮縫合加算は不可という情報が地方の保険医協会からも出ており、地域により解釈が異なるかもしれません。ただ、単に情報が更新されていないだけかもしれませんが…。

>かっちゃん さん
コメントありがとうございます。
これまで私も眼瞼への真皮縫合加算は算定できないと理解してきました。

平成24年に「足底部」の真皮縫合加算が診療報酬の記載に変更があったために算定可能となりましたが、
今回の医学通信社からの回答は単に「眼瞼にも真皮はある」ために(編注)を削除したのみですので、
ただちに眼瞼への真皮縫合加算が算定できるかはまた別問題のように思います。

厚労省から通知や疑義解釈が出ていませんので、算定の可否については検討が必要だと思われます。

 「編注」は編集者が付けた注釈であり、誌面編集上の都合により削除される場合があります。「編注」が削除されたからといってその取扱いが無くなったわけではないと思います。

>かっちゃん さん
ご回答ありがとうございます。お礼のコメントが遅くなり申し訳ありません。

かっちゃん さんからご回答をいただいた後、個人的にまだ疑問もあり、「診療点数早見表」の発行元の医学通信社に問い合わせしました。

以下の問い合わせに対し、同社から回答がありましたので転載いたします。

(私からの問い合わせ内容↓)
『診療点数早見表』の2020年4月版までは、手術 → 創傷処理の真皮縫合加算の欄に「(編注)眼瞼や手掌については真皮が存在しないため,真皮縫合は行われない」との記載がありましたが、2021年4月増補版ではこの「(編注)」が削除されております。これまで眼瞼や手掌への真皮縫合加算は算定できないと理解してきましたが、編注を削除されたことによって算定に関する解釈の変更等があったのかと疑問に思いました。この編注削除には何か理由等があるのでしょうか。

(医学通信社編集部からの回答↓)
『診療点数早見表』創傷処理の真皮縫合加算の(編注)につきまして
眼瞼にも真皮はあるため,当時の編注は誤りであったと判断し,削除いたしました。
実際,手掌や眼瞼に真皮縫合は行われないことが多いようですが,
通知上での規定としては「指は真皮縫合加算は取れない」のみであり,
それ以上のことについては,断定はできかねます。

とのことでした。

今後の算定の参考にしていただければと存じます。
このたびはありがとうございました。

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