経皮的シャント拡張術　短期滞在

投稿日：2024/08/12 13:04

短期滞在手術3　経皮的シャント拡張術　投稿日：2024/08/02　と別の症例として回答しますね。

Ａ４００ 短期滞在手術等基本料　の通知より　（一部抜粋）

(７) 以下のアからオまでに該当する場合は、短期滞在手術等基本料３を算定しない。なお、イ及びウについては、例えば眼科で同一の手術を両眼に実施した場合等、同一の手術等を複数回実施する場合は含まれない。また、エについては、手術等を実施した保険医療機関、転院先の保険医療機関ともに短期滞在手術等基本料３を算定しない。

イ 入院した日から起算して５日以内に（６）に掲げる手術等の中から２以上を実施した場合
ウ 入院した日から起算して５日以内に（６）に掲げる手術等に加えて、手術（第２章特掲診療料第10部手術に掲げるもの）を実施した場合

＞５日に血管移植術・バイパス移植術（その他）にてシャント再作成を施行　→　4泊5日以内に、上記（イ）（ウ）に該当してると解釈します。
よって、1日以降退院せず入院中であれば、出来高入院料算定と思います。

手術ですが、2回目のPTAに関しては、Ｋ６１６－４ の通知に則り請求と考えましたが、
＞3日の手術は術中血栓再形成にて断念　→　PTAは目的が達成されてないと考え、請求不可と思います。
ただ、シャント閉塞の際、カテーテル挿入困難にて、直視下でシャント血栓除去を施行し、シャント血流確認の為バルーン等通過試験及びシャント拡張血栓除去併施の場合、当院ではＫ６０８－３ 内シャント血栓除去術　3590点に準じて請求してます。
尚、当院では症状詳記を添付しても、手技料は査定された症例もございます（手技料査定の症例は医材等は認めてもらえました）ローカルルールとも思いますので、参考になるかわかりかねますが。

＞５日に血管移植術・バイパス移植術（その他）にてシャント再作成　→　シャント作成部位を把握しかねますが、当院であれば手技料も請求しております。

投稿日：2024/08/13 8:25

内シャント血栓除去術については　a swell in the さんがおっしゃっている通り観血的手術となりますので、経皮的でない点についてしっかりご理解くださいね。3日の手術は術中血栓再形成にて断念と記載されておりますので、切開を加えて観血的手術に切り替えている状況がみられません。